医療保険の入院日額を設定する際、8,000円が適切かどうかは、入院時にかかる費用や自身の生活状況によります。この記事では、入院費用の平均額や入院日数の傾向をもとに、8,000円の日額が適切かどうかを検討します。
入院時の平均自己負担額
2022年度の調査によると、入院時の自己負担額の平均は約19.8万円です。入院日数別では、5日未満で約8.7万円、5〜7日で約15.2万円、8〜14日で約16.4万円、15〜30日で約28.4万円、31〜60日で約30.9万円、61日以上で約75.9万円となっています。これらのデータから、入院日数が長くなるほど自己負担額が増加する傾向がわかります。
入院日額8,000円のメリットとデメリット
入院日額8,000円の場合、1日あたりの自己負担額をカバーするには十分な額と言えます。しかし、差額ベッド代や食事代など、公的医療保険の対象外となる費用が発生する可能性があるため、これらの費用も考慮する必要があります。
入院日数の傾向と保障額の設定
厚生労働省の調査によると、入院患者全体の68.4%が14日以内で退院しています。平均入院日数は26.2日となっていますが、これは精神科病棟なども含めた全体の数値です。入院日数が短縮傾向にあることを考慮すると、8,000円の日額でも十分な保障となる場合があります。
まとめ
入院日額8,000円は、一般的な入院費用をカバーするには適切な額と言えます。しかし、差額ベッド代や食事代などの公的医療保険の対象外となる費用が発生する可能性があるため、これらの費用も考慮して保障額を設定することが重要です。自身の生活状況や入院の可能性を踏まえて、適切な保障額を検討しましょう。
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