海外通販やBUYMA(バイマ)でハイブランドの商品を購入する人が増えています。特にCHANEL(シャネル)のような人気ブランドは、海外からの直接購入の方が安く済むケースもありますが、気になるのが「関税」です。この記事では、フランスから個人輸入した10万円超のCHANEL財布に対して、実際にどのくらい関税や消費税がかかるのかを詳しく解説します。
輸入時にかかる税金の基本構造
海外から商品を個人輸入する場合、課税されるのは以下の3種類の税金です。
- 関税(輸入品の種類に応じて異なる)
- 消費税(商品代金+送料+関税に対して課税)
- 地方消費税(消費税に付随)
なお、商品が個人使用目的と判断される場合は、関税の計算基準となる課税価格は商品価格の60%(簡易税率)とされるのが一般的です。
CHANELの財布に適用される税率
CHANELの財布は、税関上「革製財布等」として扱われることが多く、簡易税率の場合、関税率は10%前後となります。ただし、素材や形状により異なる場合もあるため、税関に事前確認するのが確実です。
さらに、消費税(10%)と地方消費税(約2.2%)が課されます。
104,000円のCHANEL財布にかかる実際の税額シミュレーション
例えば、商品価格104,000円でフランスから発送され、送料が3,000円だった場合、以下のような計算になります。
項目 | 計算 | 金額(概算) |
---|---|---|
課税価格 | (104,000+3,000)×60% | 64,200円 |
関税(仮に10%) | 64,200×10% | 6,420円 |
消費税 | (64,200+6,420)×10% | 7,062円 |
合計税額 | 関税+消費税 | 約13,482円 |
このように、104,000円のCHANEL財布に対しては、1万3千円前後の税金がかかる可能性があります。
税金が免除・軽減されるケースは?
16,666円以下の商品については、「課税価格が10,000円以下」となり、税関で免税扱いになりますが、CHANELのような高額品は当然ながら対象外です。
また、個人輸入目的で1点のみなど明らかに自家用である場合、業者輸入に比べて簡易的な税率が適用される点はメリットです。
関税の支払い方法と注意点
関税や消費税は、配送業者(DHLやEMS、佐川グローバルなど)が商品を届ける際に立て替えて請求してくることが一般的です。商品到着時に現金払いまたはクレジット決済が必要になるため、事前に把握しておくことが重要です。
また、関税率は商品の分類や税関職員の判断によって多少異なる場合もあるため、明確な明細書やインボイスを用意しておくとトラブルを防げます。
まとめ:CHANELの財布は税金を含めた総額で考えよう
海外から高額ブランド品を輸入する際は、商品代金だけでなく、関税・消費税・送料を含めたトータルコストで判断することが大切です。
CHANELの財布などの場合、10万円の商品で1万3千円前後の税金がかかるのが目安です。価格差だけでなく、正規品保証やアフターサービスも含めて、国内購入とのバランスを見て選びましょう。
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