初めて社会保険に加入するフリーターや新社会人にとって、手取りがいくらになるのかは非常に気になるポイントです。この記事では、月収16万円の場合をもとに、保険料や税金などの内訳を具体的に解説し、手取り額をわかりやすく紹介します。
社会保険に加入すると何が引かれるのか
会社員になると、自動的に社会保険に加入することになります。主な控除項目は以下の通りです。
- 健康保険料(全国健康保険協会・協会けんぽなど)
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 所得税
これらはすべて会社と労働者が折半で負担し、毎月の給与から天引きされます。
月収16万円の場合の社会保険料の目安
社会保険料は地域や保険組合によって異なりますが、全国的な平均をもとに月収16万円のケースを試算してみます(2025年時点の目安)。
項目 | 金額(概算) |
---|---|
健康保険料 | 約7,300円 |
厚生年金 | 約14,700円 |
雇用保険料 | 約480円 |
所得税 | 約1,000円 |
控除合計 | 約23,480円 |
※扶養なし・住民税は翌年以降に発生するため今回は考慮外
実際の手取り額はいくらになる?
月収が16万円で、上記のような社会保険料等を引かれると、手取りはおよそ136,520円となります。
この金額が「社会保険加入後に毎月受け取れる金額」の目安となります。住民税が加算される翌年以降は、さらに数千円控除される点も頭に入れておきましょう。
社会保険に加入するメリットも忘れずに
手取りが減ることにばかり目が行きがちですが、社会保険に加入することで得られるメリットも多くあります。
- 医療費の自己負担が3割になる
- 傷病手当金や出産手当金がもらえる
- 将来の年金額が増える
これらはフリーターのまま国民保険に加入するより、保障が手厚いと言えるでしょう。
収入が少ない場合の節税対策
月収が16万円程度であれば、年末調整や確定申告で還付を受ける可能性があります。特に、ふるさと納税や医療費控除などを活用することで、所得税の負担を軽くできるケースもあります。
また、翌年から始まる住民税を意識して、翌年6月以降に急な負担を感じないよう貯金しておくことも大切です。
まとめ:手取りの現実を知って、安心して働こう
月収16万円で社会保険に加入すると、おおよそ13万6千円前後が手取りとなります。はじめは負担に感じるかもしれませんが、将来の安心につながる仕組みであることも事実です。
この記事で紹介した控除の内容やメリットを踏まえ、自分のライフスタイルに合った資金計画を立てましょう。
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