自動車保険の等級は引き継げる?満期後に他社へ乗り換える際の注意点

自動車保険

自動車保険の更新時期が近づいてくると、「保険会社を変えた場合、等級はどうなるの?」という疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。等級は保険料に直結する重要な項目です。今回は、契約満期後に他社へ乗り換える際の等級の取り扱いについて詳しく解説します。

等級制度とは?

自動車保険の「等級」とは、過去の事故歴などに応じて割引率が決まる制度です。無事故であれば1年ごとに1等級アップし、最大20等級まで上がります。事故があると等級が下がり、保険料が高くなります。

たとえば、現在18等級で3年間無事故の場合、契約を更新すれば20等級となり、割引率も最大になります。

保険会社を乗り換えても等級は引き継げる

結論から言えば、保険会社を乗り換えても等級はそのまま引き継がれます。これは「ノンフリート等級別制度」が各社共通で適用されているためです。

ただし、正しく等級を引き継ぐためには、満期後すぐに新しい契約を結ぶ必要があります。タイミングを逃すと「中断扱い」になり、等級がリセットされる可能性もあるため注意が必要です。

等級の引き継ぎに必要な手続き

他社へ乗り換える際には、現在契約している保険会社から「ノンフリート等級証明書(等級継承証明書)」を発行してもらい、新しい保険会社に提出します。

この書類には、現在の等級や事故有係数などの情報が記載されており、新たな保険契約にそのまま反映されます。発行には数日かかる場合もあるため、余裕を持って申請しましょう。

満期を待たずに中途解約して乗り換えると?

契約満了前に他社へ乗り換える場合も、等級は日割り計算で引き継げます。ただし、この場合でも「中断証明」や「等級継承証明書」の取得が必須となります。

また、現在の保険会社によっては中途解約に伴う返戻金が発生することもあるので、損にならないよう計算してから手続きすることが大切です。

事故歴がある場合の等級の取り扱い

過去に事故があり「事故有等級」が適用されている場合でも、等級と事故有係数は引き継がれます。つまり、無事故割引がなくなっていても新しい保険会社にそのまま移されます。

保険会社を変えることで割引率や保険料の計算に違いが出る場合もあるため、複数社から見積もりを取り比較するのがおすすめです。

まとめ:等級は維持したまま賢く乗り換えよう

保険満期後に他社へ乗り換える場合、等級は引き継がれ、20等級の恩恵を受けることが可能です。ただし、手続きやタイミングを誤ると等級がリセットされることもあるため、保険の切り替えは慎重に進めましょう。

詳細は現在の保険会社や、新たに契約予定の保険会社へ確認することで、スムーズかつ安心して切り替えを進めることができます。

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