海外旅行先でのキャッシュレス決済はとても便利ですが、プリペイドカードやデビットカードが実際に使えるかどうかはカードの種類や対応ブランドによって異なります。この記事では、インドネシア・バリ島でバンドルカードやOneBank(旧B/43)のカードが使えるかどうかについて、仕組みと実例を交えて解説します。
バンドルカードはバリ島で使えるのか?
バンドルカードはVISAブランドのプリペイドカードです。理論上、VISA加盟店であれば世界中どこでも利用可能とされていますが、海外利用にはいくつかの条件があります。
- バンドルカードは「海外実店舗での利用は制限されている」
- オンライン利用は一部の海外ECサイトでは可能
- バリ島などの現地店舗で物理的に使うことは基本的にできない
つまり、バリ島のレストランやコンビニなどでタッチ決済や挿入による利用は現状不可となっています。現地での利用を想定している場合、他の選択肢を検討する必要があります。
OneBank(旧B/43)のデビットカードは海外利用に対応?
OneBank(旧B/43)はMastercardブランドのデビットカードを提供しており、海外のMastercard加盟店で利用可能です。ただし、利用には次の条件が必要です。
- アプリで「海外利用を有効化」する必要がある
- 利用できるのは「ショッピング」のみ(ATM出金は非対応)
- 店舗によってはMastercard自体を受け付けていない場合もある
バリ島では大手ホテル、レストラン、スーパーなどでMastercardの利用が可能ですが、小規模な店舗や屋台では現金のみ対応というケースも多いため、併用が必要です。
実際に使えた or 使えなかった事例
バンドルカード(使えなかった例)
・バリ島のスパでカードを出したところ、決済エラー。
・レジでVISAはOKでも、カードの発行形態が原因で通らなかった。
OneBank(旧B/43)(使えた例)
・クタ地区のショッピングモールでMastercardとして利用可能。
・アプリで事前に「海外利用をON」に設定していた。
なお、どちらのカードも現地ATMでのキャッシング・現金引き出しには対応していません。
海外利用の事前準備と注意点
いずれのカードを使う場合も、以下の事前準備が重要です。
- アプリで海外利用設定を「ON」にする
- 利用限度額の確認とチャージ残高の確認
- 海外決済手数料の有無を確認(1.6〜3%程度発生する場合あり)
また、通信環境が不安定な場所では、決済端末がオンライン承認を必要とするプリペイド・デビットカードに対応できない場合もあるので、クレジットカードや現金との併用が安心です。
まとめ:バンドルカードは不可、OneBankは使える可能性大。ただし要事前確認
バリ島でのキャッシュレス決済において、バンドルカードは現地店舗での利用不可のため、利用は基本的に不向きです。一方、OneBank(旧B/43)はMastercard加盟店であれば利用できる可能性が高く、事前設定をすれば安心して使えるケースが増えています。
旅行先でのトラブルを避けるためにも、渡航前にカード会社やアプリでの確認と、クレジットカード・現金のサブ手段の用意をおすすめします。
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