海外在住者やドイツに住む日本人にとって、日本の銀行口座への送金は必要不可欠な場面があります。しかし、手続きや手数料、送金スピードなどに不安を感じる方も多いのではないでしょうか?本記事では、ドイツから日本の銀行口座に送金する方法をわかりやすく解説します。
ドイツから日本への送金方法は主に4つ
ドイツから日本への海外送金には複数の方法が存在し、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
- 銀行送金(国際電信送金:SWIFT)
- Wise(旧TransferWise)などのオンライン送金サービス
- PayPal経由の送金
- 現金送金(Western Unionなど)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
銀行送金(SWIFT)の場合:ドイツの銀行から日本の銀行へ直接送金
ドイツの銀行(例:Deutsche Bank, Commerzbankなど)から、日本の銀行へ直接送金することが可能です。この方法は信頼性が高いですが、送金手数料や為替手数料が高額になる場合があります。
必要な情報。
- 受取人名(日本語ではなく英字表記)
- 日本の銀行名・支店名(英語表記)
- 受取人口座番号
- SWIFTコード(例:三菱UFJの場合は「BOTKJPJT」など)
- 銀行住所(任意の場合もあり)
また、着金には数営業日(3~7日ほど)かかる場合があります。
Wiseを使った送金:手数料が明確でスピーディ
Wiseは、安くて早い海外送金を可能にする人気サービスです。日本の銀行口座にも直接送金ができ、レートも市場レートが適用されるため、コストを抑えたい人にはおすすめです。
使い方。
- Wiseにアカウント登録
- 送金元(ユーロ建て)、送金先(円建て)を入力
- 受取人情報(日本の銀行口座)を入力
- クレジットカードや銀行口座から入金
着金までの時間は通常1〜2営業日。送金状況もリアルタイムで追跡可能です。
PayPalを活用する場合
PayPalアカウント同士であれば国際送金が可能で、受取人がPayPal口座から日本の銀行へ引き出しも可能です。ただし、為替レートに独自の手数料が加算されるため注意が必要です。
また、PayPalから日本の銀行へ直接出金するにはPayPalアカウントと銀行口座の連携が必要です。
Western Unionなどの現金送金サービス
ドイツのコンビニや店舗などで利用できるWestern Unionを使うと、日本側で現金を受け取ることも可能です。ただし、日本側に受取人がいて、身分証などで本人確認ができる必要があります。
この方法は緊急時や現金でのやりとりを必要とする場合に有効ですが、手数料が比較的高いため、頻繁な利用には向きません。
注意点:日本側の銀行口座が外貨受取に対応しているかを確認
日本の多くの銀行は海外送金の受け取りに対応していますが、外貨で受け取るか、円に自動両替されるかは銀行により異なります。受取人側が事前に銀行へ「被仕向送金の受け取り方法」を確認しておくと安心です。
また、受け取り側にも手数料が発生する場合があります。みずほ銀行や三菱UFJ銀行などでは、海外からの送金に対して1,500円〜2,500円程度の手数料が発生するケースもあります。
まとめ:送金目的や手数料に応じて最適な方法を選ぼう
ドイツから日本への送金には、銀行送金・Wise・PayPal・Western Unionなど多様な選択肢があります。それぞれのメリットとデメリットを踏まえ、送金金額・速度・手数料・利便性のバランスを考慮しながら選ぶのが大切です。
特に初めて送金する場合は、送金元・送金先ともに情報の確認を慎重に行い、間違いを防ぐことが重要です。
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