確定申告作成コーナーで混乱しやすい『源泉徴収税額』の見方と入力方法

税金

確定申告作成時、多くの人が混乱するのが『源泉徴収税額』の入力欄です。特に源泉徴収票に金額が2段で記載されている場合、「どちらを入力すればいいのか?」という疑問は非常に多く見受けられます。この記事では、源泉徴収票の記載例を交えて、正しい読み取り方と入力方法についてわかりやすく解説します。

源泉徴収票の『2段表記』とは?

源泉徴収票に記載されている『源泉徴収税額』欄には、以下のように2段で金額が記載されることがあります。

  • 上段:源泉徴収税額
  • 下段:内書き(たとえば、退職所得の源泉徴収税額など)

このようなケースでは、『上段の金額』が実際の源泉徴収税額であり、下段の内書きは補足情報です。

したがって、「源泉徴収税額15,000円」「内書き:0円」と記載されている場合、確定申告書の該当欄には15,000円と入力するのが正解です。

国税庁の『確定申告書等作成コーナー』での入力方法

国税庁の作成コーナーでは、「源泉徴収税額(円)」という欄があります。ここでは、源泉徴収票の上段に記載されている金額をそのまま入力しましょう。

内書きに関しては、入力不要です。多くの場合は補助的な情報であり、実際の控除・課税処理には影響しません。

入力間違いで起こりやすいトラブル

下段の「内書き」を税額と誤解して入力してしまうと、実際より少ない税額として処理されてしまい、

  • 還付額が本来より多くなってしまう
  • 後日、税務署から修正を求められる
  • 追徴課税の対象になる場合もある

などのリスクがあります。少額でも正確な記載を心がけましょう。

記載内容の読み取りに迷った場合の対処法

不明な点がある場合は、以下の方法で確認しましょう。

  • 会社の人事・総務に問い合わせて、どの金額を入力すべきか確認
  • 源泉徴収票の見本を国税庁のサイトでチェック
  • 税務署に電話で相談(意外と親切に教えてくれます)

特に初めて申告する人は、ひとりで判断せずに確認することが重要です。

まとめ:『上段=入力対象』が原則、内書きには注意

源泉徴収票に2段で金額が記載されている場合、入力対象は基本的に『上段の源泉徴収税額』です。下段の「内書き」はあくまで補足で、申告書には反映させません。

正しい入力でトラブルを未然に防ぎ、安心して確定申告を終えましょう。疑問がある場合は遠慮せずに専門家や税務署に相談するのがベストです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました