紛失や破損などで銀行のキャッシュカードや通帳を再発行するケースは誰にでも起こり得ます。しかし、いざその場面になると「費用はかかるの?」「手続きには何が必要?」といった疑問が浮かぶものです。この記事では、銀行カード・通帳の再発行に関する基礎知識をわかりやすくまとめています。
キャッシュカード・通帳の再発行は有料か無料か
再発行の手数料は金融機関や状況によって異なります。一般的には以下のようなルールがあります。
- キャッシュカード再発行:多くの銀行で1,100円〜1,650円(税込)の手数料が発生。
- 通帳の再発行:無料のところもありますが、200円〜500円程度の手数料がかかる銀行もあります。
- 盗難や偽造が原因の場合:手数料が免除される場合もあります(警察への届出証明が必要なことあり)。
例:三菱UFJ銀行ではキャッシュカード再発行に1,100円、みずほ銀行では通帳再発行に550円(条件により無料)など。
再発行手続きに必要なもの
再発行の際には、以下の書類や情報が必要です。事前に準備しておくと手続きがスムーズです。
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
- 印鑑:届出印が必要な場合あり
- 口座番号:わかる範囲でメモを持参
- 再発行理由の説明:紛失・破損・盗難など
銀行によっては、ネットバンキングや電話での申請が可能な場合もあります。
手続きの流れと所要時間
再発行には店舗への来店が必要なケースが一般的です。手続き完了後、カードや通帳は以下の方法で受け取ります。
- 即日発行:一部の店舗では即日発行対応(当日持ち帰り)が可能
- 郵送対応:通常は1〜2週間で自宅に郵送される
ただし、通帳の場合はその場で発行されることが多く、キャッシュカードは後日郵送が基本です。
平日以外の手続きやオンライン対応について
銀行窓口は通常、平日9:00〜15:00までの営業です。土日祝は対応していないことが多いため、急ぎの場合はATMやネットバンキングで代替できる手段を考えておくと安心です。
また、ネットバンキング利用者であれば、オンラインから再発行申請が可能な場合もあります。三井住友銀行や楽天銀行など一部の銀行では、アプリ内手続きにも対応しています。
再発行後の注意点
カードや通帳を再発行した場合、元のものは無効になります。もし後から発見したとしても使用できません。
また、キャッシュカード番号が変更された場合は、公共料金などの口座振替設定に注意が必要です。登録情報の更新を忘れないようにしましょう。
まとめ:早めの行動と準備でトラブル回避
銀行のカードや通帳の再発行は、決して難しい手続きではありませんが、事前準備をしっかり行うことでスムーズに進みます。費用の有無や手続き方法は銀行によって異なるため、まずは公式サイトの案内を確認し、必要であれば電話で問い合わせるのがおすすめです。再発行の不安を感じたら、慌てず冷静に対処していきましょう。
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