若いうちから高収入を得ていることに自信を持ちつつも、「自分の年収は本当に高いのか?」と気になる方は多いものです。ここでは、20代で年収750万円という水準がどの程度なのか、同世代の平均や生活条件と比較しながらその価値を考えていきます。
20代の平均年収と比較してみよう
厚生労働省の調査によると、20代前半(20~24歳)の平均年収は約280万円、後半(25~29歳)でも約400万円~450万円程度です。これに対して年収750万円は、20代全体の中で上位数パーセントに入る水準であり、非常に高いといえるでしょう。
業種によっては外資系企業や営業インセンティブが強い会社でこのような年収が実現されることもありますが、いずれにせよ20代で到達するのはかなりの成果です。
手取りと実際の生活水準のギャップ
年収750万円と聞くと豊かな生活をイメージしがちですが、社会保険料や所得税などを差し引くと、手取りはおおよそ570万円〜600万円ほどに減少します。それでも月の手取りは約40万円〜45万円程度と考えられ、十分な余裕がある金額です。
特に社宅制度を利用して家賃8万円の物件に1万円で住める場合、住居費の負担が極端に少なくなるため、可処分所得はさらに高くなります。
福利厚生の影響は非常に大きい
この年収水準に加えて「社宅」「交通費全額支給」「退職金最大3000万円」という条件が揃っている場合、金銭的なメリットは実質的にさらに上がります。
たとえば、退職金制度がある場合、将来の資産形成がしやすくなります。また、社宅や福利厚生が充実していると、同じ収入でも生活の質や貯蓄可能額に大きな差が出ます。
実例:類似条件の若手社員の生活モデル
都内の大手メーカー勤務の27歳男性。年収740万円、基本給30万円+営業インセンティブ。社宅住まいで住居費月1万円。月の支出は約20万円、年間200万円以上を貯金に回しています。
このように、高収入に加え固定費が少ない場合は資産形成のスピードが段違いです。20代で500万円以上の貯金があるケースも珍しくありません。
将来への備えとしても有利なポジション
年収が高いほど税金や社会保険料の負担は増えますが、それを上回るだけの可処分所得があることは将来の投資やライフプラン設計にとって大きな武器です。
例えば、つみたてNISAやiDeCoといった資産運用、住宅購入の頭金準備、家族計画など、多くの選択肢を早期に持つことが可能になります。
まとめ:年収750万円+福利厚生=非常に優れた経済条件
20代で年収750万円というのは、統計的にも非常に高い水準であるといえます。それに加えて、社宅や退職金制度などの充実した福利厚生が揃っている場合、実質的な生活水準や将来の資産形成力はさらに高くなります。若いうちからこのようなポジションにいる方は、自信を持って今後のキャリアや資産設計を進めていくと良いでしょう。
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