ポイ活を目的に複数の銀行口座を開設する人が増えていますが、そこでよくある疑問のひとつが「キャッシュカードは強制的に発行されるのか?」という点です。この記事では、銀行口座開設とキャッシュカードの発行に関する仕組みを、ポイ活の視点から丁寧に解説します。
基本的にキャッシュカードは自動発行される
多くの銀行では、普通預金口座を開設すると自動的にキャッシュカードが発行されます。これはATMでの現金引き出しや入金、口座振替などの機能を利用する前提であり、顧客の利便性を考慮した仕組みです。
たとえば、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など大手行では原則としてキャッシュカードの発行がセットになっています。インターネット専業銀行(楽天銀行やPayPay銀行など)も基本的に自動発行ですが、発行形態(物理カードorアプリ型)が選べる場合もあります。
キャッシュカードの発行を「なし」にできるケースもある
一部の銀行では、口座開設時に「キャッシュカードを希望しない」と明示すれば発行を避けられるケースもあります。たとえば、住信SBIネット銀行ではアプリ上での操作が基本で、キャッシュカードの有無を選べます。
ただし、キャッシュカードを発行しないとATMからの現金引き出しや店頭取引が制限される可能性があるため、利便性を損なう場合がある点には注意が必要です。
ポイ活で複数口座を作る際の注意点
ポイ活では「口座開設+初回入金」などの条件を満たすとポイントがもらえる案件が多くあります。しかし、注意点として以下のことが挙げられます。
- キャッシュカードを受け取るまでポイント付与が完了しない案件がある
- 不必要にカードを増やすと管理が煩雑になる
- 発行後、未使用のキャッシュカードでも年会費がかかることがある
そのため、口座開設時の条件や案件詳細をしっかり確認することが重要です。
キャッシュカードの代替手段も存在する
近年はスマホアプリで口座管理や決済が完結する銀行が増えており、「バーチャルキャッシュカード」や「スマホATM機能」など、物理カードを必要としない選択肢も登場しています。
たとえば、楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行では、スマートフォンの生体認証を活用してATMから出金することも可能です。これにより、カード紛失のリスクを抑えながら、キャッシュレスに対応できます。
キャッシュカードが不要な場合の対処法
もしキャッシュカードが不要であるならば、以下の対策が有効です。
- 口座開設時の申込画面で「カード不要」を選ぶ(選択肢がある場合)
- カード発行後、銀行にカード停止の申し出を行う
- アプリ主体の銀行を選択する(例:住信SBIネット銀行など)
ただし、カードを発行しないことで口座サービスが制限される可能性もあるため、しっかりと確認してから手続きを進めましょう。
まとめ:目的に応じて口座とカードの選択を
ポイ活のために銀行口座を開設する際、キャッシュカードの発行は原則自動ですが、銀行や申込方法によっては回避できる場合もあります。しかし利便性やポイント付与条件をよく確認したうえで、自分にとって最適な選択をすることが大切です。必要に応じてカスタマーサポートに問い合わせるのも良いでしょう。
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