子ども名義でゆうちょ銀行の口座を作りたいと思ったとき、16歳未満でも開設できるのか、どんな書類が必要なのか不安になる方も多いでしょう。特に、保護者の承諾書がいるのかどうかはよくある疑問です。本記事では、ゆうちょ銀行での未成年者（16歳未満）の口座開設手続きと必要な準備について、実際の事例も交えて詳しくご紹介します。
ゆうちょ銀行では16歳未満の口座開設が可能
ゆうちょ銀行では、0歳の赤ちゃんから16歳未満の未成年でも口座を開設することができます。ただし、本人による単独での申込みはできず、必ず親権者（法定代理人）の同行が必要です。
これは銀行口座開設が契約行為であり、未成年者単独では法的に契約が成立しないため、保護者の同意と立ち会いが義務付けられているからです。
必要な書類と持ち物一覧
以下は、16歳未満の子どもの口座を開設する際に必要な主な書類です。
- 本人確認書類（子ども）：健康保険証・マイナンバーカードなど
- 本人確認書類（親権者）：運転免許証・マイナンバーカードなど
- 親子関係が分かる書類：住民票または健康保険証など
- 印鑑（認印でOK）：届出印として使用
窓口では「口座開設申込書」を記入する必要があります。通常はこの書類内に保護者の署名欄が設けられており、別途の「承諾書」は不要ですが、支店によっては確認を求められる場合もあるため、念のため事前に確認するのが安心です。
口座開設の流れ
実際の流れは以下のようになります。
- 親子でゆうちょの窓口へ来店
- 必要書類の提出と申込書の記入
- 本人確認と審査
- その場で口座番号発行（または後日郵送）
一部の支店では混雑状況や審査の都合で即日発行できない場合があります。時間に余裕を持って手続きに行くと良いでしょう。
オンラインでの開設は可能？
ゆうちょ銀行の口座は基本的に未成年者はオンラインでは開設できません。成人本人であればアプリ等で申請可能ですが、16歳未満の子ども名義の場合は必ず店舗で手続きを行う必要があります。
これは本人確認や法定代理人との関係確認のため、窓口での対面が必須とされているからです。
実例：小学生の子どもの口座開設体験談
ある保護者の例では、小学2年生の子どもに通帳貯金を覚えさせたいと考え、ゆうちょの口座を開設。必要だったのは、健康保険証と住民票、母親の運転免許証、印鑑でした。窓口での申請は30分ほどで完了し、その場で通帳をもらえたそうです。
「承諾書」などは特に求められず、口頭での確認と署名でスムーズに手続きが完了したとのことです。
まとめ：ゆうちょ銀行の未成年口座開設は親の同席が必須
ゆうちょ銀行で16歳未満の子どもが口座を開設するには、親の同意と同伴が必要です。原則として、別途の承諾書は必要ありませんが、各支店の運用によっては例外もあるため、事前に開設予定の郵便局に問い合わせておくと安心です。
教育の一環としての口座開設や、給付金の受け取り口座としても利用できるため、ぜひこの機会に正しく準備して手続きを進めてみましょう。
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