車両保険補償額240万円→無制限にアップは本当に100円？ディーラーの提案を検証

トヨタ店で「車両保険の補償が240万円から無制限にできて、年間100円上乗せでお得ですよ」と提案された経験がある方もいるでしょう。本記事では、その背景と本当にお得なのかをわかりやすく解説します。

補償額240万円と無制限の違いとは？

車両保険は「設定した金額まで補償される」が基本です。240万円までなら、その範囲内で修理や全損対応が受けられます。

一方「無制限」にすると、その車両の実際の修理費や時価額が上限となり、事実上の上限なし補償となります。つまり、大きな事故でも安心です。

年間100円程度の保険料増加で無制限補償になるという提案は、割増率から考えて実際にあり得る場合があります。

なぜなら、対物・対人「無制限」は割安に設定されていることが多く、大差ない保険料で補償範囲が広くなるからです。実際、約75%の人が対物・対人「無制限」を選んでいます:contentReference[oaicite:0]{index=0}。

つまり「安心料」としては非常に割安な追加ですが、自分の運転リスクや車両価値を考慮して判断すべきです。

例：修理費300万円の全損事故。補償額240万円だと60万円の自己負担が発生。無制限なら全額カバー。

100円追加でこの差を埋められると考えれば、安心料としては十分に価値があります。

多くの保険では、契約中でも補償額の変更が可能です。ただし、契約内容や保険期間によって変更タイミングが制限される場合があるため、加入後でも早めに相談するとよいでしょう。

トヨタ営業マンの提案は事実で、「240万円→無制限」にしても100円程度の保険料増で済むケースは十分にあります。重要なのは、自分の車両価値や想定される修理費に対して、安全性をどう評価するかです。大きな事故が起きた場合の安心を、わずかな支出で得られるなら、検討する価値はあると言えるでしょう。