おまとめローン契約中にショッピング利用は問題ない?共通枠の注意点と対処法を解説

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おまとめローン契約中は新たな借入が制限されることが一般的です。しかし、クレジットカードのショッピング利用やキャッシング枠の共通利用など、グレーゾーンとなるケースも少なくありません。今回は、プロミスのおまとめローン契約中にアコムなどの共通枠カードでショッピング利用をした場合、契約違反に該当するのかどうか、注意点と対処法を詳しく解説します。

おまとめローンとは?契約時の基本ルール

おまとめローンは、複数の借入を一本化することで返済の負担軽減を図る金融商品です。代表的な契約条件の一つとして、「契約中は新規の借入をしない」ことが明記されていることが多く、信用情報や返済能力の悪化を防ぐための措置とされています。

この「新規の借入」に該当するのが、通常のカードローンやキャッシングの利用です。ただし、ショッピング枠に関してはやや扱いが異なります。

ショッピング枠の利用は借入扱いになるのか?

結論から言えば、ショッピング枠の利用は通常「借入」とは見なされません。ショッピングはあくまで商品購入に対する「立替払い」であり、現金を借りるキャッシングとは性質が異なるため、プロミスなどのおまとめローン契約上の「借入禁止」には通常該当しないとされています。

ただし、共通枠の性質によっては注意が必要です。共通枠とは、キャッシングとショッピングが同じ限度額内で管理される契約形態であり、どちらを使っても残高に影響を与えます。

共通枠とは?アコムのクレジット利用の注意点

たとえば、キャッシング枠が17万円、ショッピング枠が20万円、共通枠が17万円の場合、17万円分をショッピングで使えば、キャッシングの利用可能枠は0円になります。これは「実際にキャッシングしていない」ため、借入とはみなされないケースが一般的です。

ただし、共通枠を消化している状態で何らかの理由でショッピング残高がリボや分割に変更された場合、一部の金融機関では信用情報上に「借入残高」として記載されることもあり、状況によっては契約違反と取られるリスクもゼロではありません。

利用前に確認すべきポイント

  • 共通枠の性質:明確に区別されているか確認
  • おまとめローン契約書の条項:「借入の定義」や「禁止事項」を熟読
  • クレジット会社への問い合わせ:利用が問題ないか事前に相談

これらの確認を怠ると、意図しない契約違反や信用情報への悪影響を招く可能性があります。

実際のケースと金融機関の対応

実際に、ある利用者が共通枠のショッピングを使用し、信用情報に新たな借入として記録された例があります。この記録がきっかけで、おまとめローンの再審査に影響が出たケースも報告されています。こうした例を踏まえると、できる限りキャッシング・ショッピングが分離されているカードの使用が望ましいです。

また、アコムのACマスターカードなど、一部のカードは共通枠を採用しているため、事前にしっかりと契約内容を確認しましょう。

まとめ:おまとめローン中は慎重にカード利用を

おまとめローン契約中でも、ショッピング枠の利用は原則問題ないとされていますが、共通枠の性質や契約内容によってはリスクを伴う場合があります。

契約書の確認・金融機関への問い合わせ・無理のない利用計画の3つを徹底することで、トラブルを未然に防ぐことができます。少しでも不安があれば、カード会社やローン会社に遠慮なく相談してみましょう。

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