インターネット通販を利用する中で、思いがけずキャンセルしたはずの商品に対して請求が発生してしまうケースがあります。今回は、キャンセル処理後にも関わらず商品が発送されたり、さらに請求が発生した場合に取るべき行動や注意点をわかりやすく解説します。
キャンセル処理後に商品が届いていないのに請求がきた場合の基本対応
まず大前提として、商品が届いていない状態で代金を請求されるのは原則的に不当です。特に、注文者側でキャンセルの申し出を行い、ショップがそれを承諾した記録があれば、支払い義務は基本的に発生しません。
このような場合は、キャンセル処理が正常に完了していたかをまず確認する必要があります。注文履歴やキャンセル受付のメール・画面のスクリーンショットなどを保管していると非常に有効です。
ヤマダデンキWeb.comなどの大手ECサイトでの対応の進め方
ヤマダデンキのような大手通販サイトの場合、問い合わせ対応が部署をまたぐため、トラブルが複雑化しやすい傾向があります。以下の流れで対応を進めるとスムーズです。
- カスタマーサポートに「注文番号・キャンセル日・状況の詳細」を記録と共に連絡
- 発送されたという履歴があれば、「実際には届いていない」ことを明記
- 返金処理、またはクレジットカードへの取り消し処理を依頼
あわせて、ヤマダデンキ公式のお問い合わせページやチャットサポートを活用すると良いでしょう。
クレジットカード会社にも連絡すべき理由
ショップ側に連絡を取っても対応に時間がかかる場合、クレジットカード会社に「請求の保留」や「異議申し立て」を依頼することが有効です。
カード会社には、チャージバック(支払い取消)という制度があり、不当請求があった場合に返金措置を取ることができます。ただし、この制度は購入から60〜120日以内など期間制限があるため、できるだけ早めの連絡が重要です。
メルカリ経由の注文だった場合の注意点
質問文に「メルカリにも問い合わせた」とありますが、メルカリはCtoC取引が中心です。もしメルカリ経由で購入したのではなく、メルカリ便などで配送トラブルが発生した可能性がある場合、メルカリ運営に「取引キャンセル」や「未着報告」を行っておくと安心です。
どちらにせよ、どの業者の管理下で問題が起きているのかを特定することがスムーズな解決への鍵となります。
同様のトラブルを防ぐためにできる対策
こうしたトラブルを回避するには、以下の点に気をつけましょう。
- 注文・キャンセル履歴を必ず保存(スクショ・メールなど)
- クレジットカードの明細は定期的に確認
- 発送完了通知や受取記録をチェックし、身に覚えのない請求には即対応
また、通販サイトによっては「マイページ」で出荷状況やキャンセル履歴が確認できるため、定期的な確認も重要です。
まとめ:未着商品での請求には正当な異議申し立てを
キャンセル後に商品が届いておらず、にも関わらず請求だけが発生している場合、まずはショップとカード会社両方に連絡を取り、早期の返金・訂正を依頼しましょう。記録を整理して、冷静かつ丁寧に事情を説明することが解決への近道です。
今後は、注文の流れやキャンセル対応の履歴を意識的に保存し、万が一に備えた対策を講じていくことが安心なネットショッピングに繋がります。
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