給与所得者の扶養控除等、保険料控除、基礎控除申告書の書き方ガイド:新卒社員向けの注意点

社会保険

新卒で入社したばかりの方が初めて記入する「扶養控除等、保険料控除、基礎控除申告書」。書き方に困っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、よくある質問に基づいて、申告書の書き方や注意すべきポイントを解説します。

住所について:住民票と実際の住所はどう記入するべきか?

申告書の住所欄には、基本的に住民票の住所を記入することが求められます。住民票が実家にある場合でも、会社の寮に住んでいる場合は、寮の住所ではなく実家の住所を記入してください。これは税務署が住民票の情報を基に処理を行うためです。

ただし、引っ越しの予定があり、住民票を変更する場合は、その後変更した住所を記入することになります。最初に提出する申告書は住民票の住所で問題ありません。

収入金額について:ボーナスが不明な場合の記入方法

ボーナスの金額が不確定の場合、記入する際には「予定額」を記入します。例えば、年2回のボーナスのうち、6月に1ヶ月分が支給され、その金額が分かっている場合、その金額を記入します。12月のボーナスについては、予想額を記入することになります。

もし、予想額が不確かな場合でも、できる限り正確な見積もりを記入しましょう。後から正しい金額が分かれば、年末調整時に再計算してもらえることもあります。

保険料の記入:会社の名称や保険料の詳細が不明な場合

給与から差し引かれている健康保険、厚生年金、雇用保険料については、給与明細に記載されています。記入する際には、それぞれの保険料について「会社の名称」や「新・旧の区別」を記入する必要がありますが、詳細が分からない場合は、記入せずにそのまま提出しても大丈夫です。

もし不安な場合は、総務部門や人事部門に確認し、必要な情報を手に入れてから記入することをお勧めします。自分で確認が難しい場合は、無記載でも年末調整で再度処理されるため、心配しなくても問題ありません。

確定申告と年末調整の違いについて

確定申告と年末調整には大きな違いがあります。年末調整は、主に給与所得者のために会社が行う手続きで、税金の過不足を調整します。一方、確定申告は、主に個人事業主や副収入がある人向けに行われ、自己申告に基づいて税額を確定します。

新卒社員の方は、通常、年末調整で十分ですが、特別な事情があれば確定申告が必要になることもあります。

まとめ

新卒社員として初めて申告書を記入する際には、住民票の住所、予想される収入金額、保険料の記入について不安に感じることが多いかもしれません。しかし、基本的に税務署が求めている情報を正確に記入すれば問題なく進められます。わからないことがあれば、先輩や総務部門に確認を取りながら進めていきましょう。

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