財布や貯金箱にたまった大量の小銭。気づけば1000枚以上──使い道もなく、持ち歩くのも困難です。この記事では、そんな大量の小銭を効率よくお札に両替する方法をわかりやすく解説します。銀行だけでなく、キャッシュレスチャージや換金機、現実的な裏ワザも紹介しています。
銀行窓口での両替:王道だが制限と手数料に注意
最も確実なのは銀行の窓口です。ゆうちょ銀行やメガバンク(みずほ・三菱UFJ・三井住友など)では、一定の枚数まで無料で両替が可能です。
ただし、現在は多くの銀行で枚数に応じて手数料がかかるので要注意です。例として三菱UFJ銀行では、100枚まで無料、101~500枚で550円、501~1000枚で1100円(2025年7月時点)。
両替専用機を設置している店舗もありますが、利用には口座が必要だったり、枚数制限があります。
ゆうちょ銀行の対応と注意点
ゆうちょ銀行はATMで硬貨の預け入れが可能ですが、2022年からATM利用時の硬貨枚数に応じた手数料(最大600円程度)が導入されています。窓口での取り扱いは可能ですが、整理券制のため時間に余裕をもって行く必要があります。
なお、ATMからお札で引き出すには、一度口座に預け入れる必要があります。記帳や明細も確認しておきましょう。
セブン銀行ATM+Kyashなどのアプリ連携を活用
小銭の直接入金には対応していませんが、もし近くの銀行ATMで入金できれば、KyashやPayPay銀行などのチャージ連携を活用するのも手です。
たとえば、ゆうちょに入金→Kyashにチャージ→Kyash残高を送金することで、オンライン送金や別口座への移動ができます。
ただし、複雑な操作が増えるため、アプリの利用が得意な方向けです。
スーパーやコインランドリーでの現実的な「消化法」
近所のスーパーやドラッグストアで、レジに「大量の小銭で支払ってもよいか」聞いてみるのも一つの手です。タイミングが空いているときであれば、意外と受け入れてくれるケースもあります。
また、コインランドリーや自販機で500円玉や100円玉を使って間接的にお札化する裏技もあります。例えば、500円玉で洗濯→お札で両替されるタイプの機械を使うなど。
コインスター(Coinstar)端末の活用:手数料は高めだが即現金化
コインスターは、イオンなどの商業施設に設置されている端末で、小銭を一括投入して電子マネーやギフト券、現金バウチャーに交換できます。
手数料は一律9.9%(税込)と高めですが、仕分け不要で一気に処理できるのは魅力です。対応店舗とサービス内容は事前に公式サイトで確認を。
大量の小銭を使う際の心構えとマナー
どの方法で処理するにしても、小銭は「相手の手間になる」という意識を持つことが大切です。袋に詰めず仕分けをしたり、時間帯や状況を見て申し出るようにしましょう。
銀行でも、ATM長時間占有や大量硬貨による機械トラブルには注意が必要です。
まとめ:小銭をスマートに処理する最適解を選ぼう
・銀行窓口は王道だが、事前に手数料と対応を確認する
・ATM入金→アプリ連携で電子マネー化も可能
・スーパーやコインランドリー、自販機も現実的な選択肢
・コインスターは一括処理に便利だが手数料に注意
自分のライフスタイルと相談しつつ、手間とコストを天秤にかけて最適な方法を選ぶのがポイントです。無理なくスマートに、手持ちの小銭を有効活用していきましょう。
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