マリオットボンヴォイ アメックス プレミアム(以降、MBAプレミアム)は、2025年8月以降大幅な年会費改定と特典見直しが発表されました。特に「無料宿泊特典」が決済条件とリンクしている点について、解約タイミングによってどう扱われるのか気になる方が多いようです。本記事では、初年度・次年度それぞれのパターン別で、特典の有効性やメリットを整理します。
無料宿泊特典の有効条件と解約時の取り扱い
MBAプレミアムの無料宿泊特典は、カード継続時に発行され、年会費請求後8〜12週間以内にMarriott Bonvoyアカウントに付与されます。[参照]
また、カード解約前に特典が発行されていれば、有効期限まで利用可能です。つまり、特典付与後に解約しても特典は無効にはなりません。[参照]
①初回年会費請求前に解約するケース
この場合、年会費は発生せず、無料宿泊特典も発行されません。特典なしで解約となり、カード利用メリットは得られません。
決済150万円以上達成していても、特典発行には次年度継続の前提があるため対象外となります。
②次年度年会費請求前に解約するケース
初回年会費(約5万円)のみ支払い、次年度の請求前に解約すると、無料宿泊特典は原則発行されません。特典条件として更新手続き完了とその後の付与プロセスが必須なので、解約時点で未発行なら無効です。
150万円決済達成の実績があっても、それだけでは特典付与条件を満たすとは限らず、無効となる可能性が高いです。
③次年度年会費請求後に解約するケース
初回+次年度年会費(合計約13万円)を支払った上で、更新後に無料宿泊特典(75,000P相当)が発行されます。
発行された特典は、有効期限まで保持され、解約後でも利用できるため、特典付与後に解約すればメリットを享受できます。
それぞれのパターンを整理した比較表
解約タイミング | 支払額 | 特典発行 | 特典利用可否 |
---|---|---|---|
①初回年会費前 | 0円 | なし | – |
②次年度請求前 | 約5万円 | 基本ナシ | – |
③次年度請求後 | 約13万円 | 発行される | 有効期限内で使用可能 |
解約せず継続するメリット
- プラチナエリート資格を維持できる(解約後12か月まで維持)
- 75,000P無料宿泊特典を継続利用可能
- 公共料金還元やホテル利用時のボーナスポイントも活用できる
ただし、2026年からは公共料金還元率やステータス取得条件も改悪されるため、支払に見合う価値があるか精査が必要です。[参照]
解約するか継続するかの選び方
- 無料宿泊特典が欲しいなら、次年度年会費請求後に解約するのが狙い目です。
- 特典不要であれば、初回請求前に解約すれば年会費負担はありません。
- 継続的にステータスや特典を活用したい場合は解約せず、価値があるうちは保有も一案です。
まとめ
あなたの場合、2025年7月15日入会ということで、初回年会費は2025年9月中旬に請求され、次年度は2026年6月中旬に請求されると想定されます。
特典を取得したいなら、2026年6月中旬の年会費請求後に、特典発行を確認してから解約するのが最も理にかなった選択です。一方、負担を避けるなら初回請求前の解約でも構いません。
解約後も、特典が発行されていれば、有効期限まで宿泊に使えるため、その時点のメリットを享受できる点も覚えておくと安心です。
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