アルバイト収入やキャッシュレス決済の普及により、高校生でも「お金の管理」が必要と感じる場面が増えてきました。家計簿をつけ始めるのは素晴らしい第一歩ですが、現金からPayPayにチャージしたときの記録の仕方や、複数の残高(現金・銀行・電子マネーなど)をどう整理するかは、悩みやすいポイントです。この記事では、そんな初心者でも混乱しない家計簿の記録方法と、おすすめのアプリを紹介します。
PayPayチャージは「支出」や「収入」ではなく「振替」で記録
現金からPayPayに1,000円チャージしたとき、支出:現金 -1,000円
収入:PayPay +1,000円と記録すると「収入が増えた」ように見えてしまい、正しいお金の流れが把握しづらくなります。
このようなケースは、「口座間の振替(資金移動)」として処理するのが一般的です。つまり、現金 → PayPayにお金が移動しただけで、全体の資産は変わっていません。
家計簿アプリを使う場合、多くのアプリに「振替」や「資金移動」専用の項目があるので、そこを使って記録しましょう。
複数の財布(現金・PayPay・銀行など)の管理方法
お金を「財布ごとに分けて管理する」ことで、使いすぎを防げるようになります。たとえば以下のように分けて記録します。
- 現金:財布の中にあるお札や小銭
- PayPay:電子マネーの残高
- 銀行:口座残高
アプリによってはこれらを「口座」として分けて登録できるものもあり、それぞれの残高を毎日チェックして把握できるのがポイントです。
記録のルールを統一することで混乱を防ぐ
家計簿は「ルールを統一する」ことで長続きします。たとえば以下のようなルールを決めると便利です。
- 商品を買ったら「支出」で記録
- 現金からPayPayや銀行に移動したら「振替」で記録
- アルバイトなどのお金が入ったら「収入」で記録
このルールを守っていれば、どこにいくらあるのか、全体の残高がどれだけ減ったのかが簡単に把握できます。
初心者におすすめの家計簿アプリ3選
高校生でも使いやすく、振替や口座の管理ができる家計簿アプリを紹介します。
アプリ名 | 特徴 |
---|---|
Zaim(ザイム) | 銀行・電子マネー連携OK。振替項目あり。グラフも見やすく初心者向き。 |
MoneyForward ME | 残高の一元管理が得意。金融機関連携が多いので将来も長く使える。 |
OsidOri(オシドリ) | 家族や恋人とも共有可能。シンプルで使いやすいUIが魅力。 |
どのアプリも無料から使えますが、一部はプレミアム機能もあります。まずは無料で始めて、自分に合ったものを選ぶのがよいでしょう。
まとめ:家計簿は「使ったかどうか」ではなく「お金の動き」が大事
PayPayへのチャージはお金を使ったのではなく、「移動しただけ」なので、支出でも収入でもなく「振替」として記録しましょう。また、複数の財布を別々に記録することで、お金の流れが整理されて無駄遣いも防げます。アプリをうまく活用して、今のうちから正しいお金の感覚を身につけておきましょう。
コメント