りそな銀行アプリの送金ロックが解除できない理由と今後の対処法

スマホアプリでの送金は非常に便利ですが、不正防止の観点からAIが利用を制限するケースも増えています。この記事では、りそな銀行アプリで送金ロックがかかる仕組みと、ロック後の対処法、さらに今後の金融取引への影響について詳しく解説します。

りそな銀行アプリの送金ロックはなぜ起こる？

りそな銀行をはじめとする多くの金融機関では、不審な送金や通常とは異なる取引パターンをAIが自動判定し、不正送金のリスクがあると判断した場合にロックをかける仕組みがあります。

たとえば、個人名義で短期間に高額の送金（例：300万円を10回に分けて送金）を行った場合、マネーロンダリングや詐欺などの可能性をAIが検知し、セキュリティ上の理由でアプリ内の送金機能のみが停止されることがあります。

りそな銀行では、AIによって判定された送金ロックに関しては、オペレーターや支店窓口でも解除ができない仕組みになっています。これは、人為的な判断ミスを防ぎ、セキュリティを強化するための対応とされています。

電話での確認や本人確認をしても、送金機能だけは永続的に制限される可能性があります。ただし、通常のATM振込や口座振替、クレジットカードの引き落としなどはそのまま利用可能です。

送金手段を確保するための主な選択肢は次のとおりです。

ただし、新しい銀行でも同様の高頻度・高額の送金はロックされる可能性があるため、送金頻度や金額を見直すことも重要です。

今回のようなアプリ内送金機能のロックは、いわゆる「信用情報（CIC・JICC・全国銀行協会）」には記録されません。したがって、住宅ローンや各種ローン審査に直接影響することはありません。

ただし、クレジットカードやローンでの返済遅延、延滞などがあると信用情報に記録され、住宅ローンの審査には不利になりますので注意が必要です。

高額送金をする場合は、取引の目的を明確にし、必要があれば証明できる書類（請求書・契約書など）を手元に残しておくことをおすすめします。

また、同一人物に対しての分割送金を頻繁に繰り返す場合、銀行側から注意を受ける可能性があるため、金額の整理と取引頻度の見直しが大切です。

りそな銀行アプリで送金ロックがかかった場合、AI判定の性質上、復旧は難しいとされています。ただし、他の送金手段は利用可能であり、信用情報にも影響はありません。必要に応じて別口座の開設や利用方法の見直しを行い、今後の資金管理に役立てましょう。