高校生活が始まると、友達とのお出かけや私服での通学、学食やコンビニの利用が増え、自然とお金を使う機会も増えます。「お小遣いはいくらが妥当なんだろう?」と悩む高校生や保護者の方に向けて、生活実態に合わせた現実的な金額や内訳を解説します。
高校生のお小遣いの全国平均は?
内閣府やベネッセなどの調査によると、高校生のお小遣いの平均額は以下の通りです。
お小遣いのスタイル | 平均額 |
---|---|
毎月決まった金額 | 約5,000〜7,000円 |
必要に応じて都度もらう | 月あたり4,000〜6,000円程度 |
アルバイトをしている | +1〜3万円加算(自己管理) |
ただし、これは「おやつ代」「スマホ代を除く交際費」程度の範囲での金額です。衣類や外食費、娯楽費まで含む場合は予算の考え方が変わってきます。
衣類・食事・娯楽を含めた場合の必要額
高校生が「お小遣いから出す」範囲を広げると、当然ながら必要な金額も増えます。以下は一例の月間支出イメージです。
- 衣類(季節ごと):3ヶ月に1万円 → 月あたり約3,300円
- 食事・軽食:月5〜6回×500円 → 約3,000円
- 娯楽(カラオケ・映画など):2〜3回×1,000円 → 約2,500円
合計すると、月あたり8,000〜10,000円程度が理想的なラインとなります。
ディズニー旅行代をどう計算に入れる?
年に1回のディズニーリゾート旅行をお小遣いから出す前提で考える場合、ざっくり以下の金額が想定されます。
- チケット代:約8,000〜10,000円
- 交通費・食事・お土産など:約10,000円
- 合計:約18,000〜20,000円
この金額を12ヶ月で割ると、月あたり約1,500〜1,700円を毎月コツコツ貯めることが必要です。
つまり、普段のお小遣いに加えて+1,500円前後の積立を意識すると無理なく準備できます。
実際の高校生の声や家庭ルール
高校生からよく聞く実例には以下のようなものがあります。
「月に5,000円もらっていて、足りない分はバイト代でまかなってます」
「スマホ代を自分で払う代わりに月1万円もらっています」
「洋服代や美容代は親と相談して別枠でもらっている」
家庭によって、お小遣いに含む範囲や負担のバランスが違うため、保護者との話し合いも大切です。
お金の管理力も育てよう
金額も大事ですが、使い方や貯め方も同じくらい重要です。高校生のうちから「必要な支出」「欲しいモノのための貯金」「交際費」のようにカテゴリを分けて管理すると、社会に出てからの金銭感覚も整います。
おすすめは、封筒や仕切り財布で予算ごとに分ける管理方法です。スマホアプリで家計簿をつけるのも◎。
まとめ
高校1年生がお小遣いで衣類・食事・娯楽・ディズニー代までカバーするなら、月8,000〜11,000円程度が一つの目安です。
使い道を明確にし、自分で管理できる範囲の金額を決めることが、お金のトラブルを防ぐコツです。保護者とも相談しながら、自分に合ったお小遣い額を考えてみましょう。
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