給与が月165,000円の場合、どれくらい社会保険料が差し引かれるのか気になる方も多いでしょう。本記事では、健康保険・厚生年金・雇用保険などの控除額の目安を具体的に提示します。
標準報酬月額と等級について
給与165,000円は「155,000円以上~165,000円未満」の区分に該当し、標準報酬月額は**160,000円**となります(協会けんぽ等級表より)[参照]
これをもとに健康保険料・厚生年金保険料が算出されます。
健康保険料と介護保険料(40歳以上)
健康保険料率と介護保険料率の合計は都道府県によりますが、おおよそ**9~10%程度**です。
標準報酬月額160,000円 × 約9.2% ÷ 2 = 約**9,200円**/月が労使折半のうちの従業員負担額になります[参照]
厚生年金保険料
厚生年金の保険料率は2025年度も**18.3%**で固定されています。
標準報酬月額160,000円 × 18.3% ÷ 2 = 約**14,640円**/月が従業員負担分です[参照]
雇用保険料
雇用保険料率は業種により異なりますが、一般的な労働者負担は**0.3%前後**です。
165,000円 × 0.3% = 約**500円**程度となります。
月給165,000円に対する社会保険料の合計目安
まとめると、従業員負担分としての目安金額は以下の通りです。
項目 | 月額(目安) |
---|---|
健康保険料+介護保険料 | 約9,200円 |
厚生年金保険料 | 約14,640円 |
雇用保険料 | 約500円 |
合計 | 約24,300円 |
控除合計はおおよそ**月額24,000円前後**となり、手取りは**約14万年間支給額165,000円-控除額24,300円=約140,700円**が目安です。
収入や地域による変動の可能性
保険料率は都道府県や加入保険の種類、また介護保険対象年齢(40歳以上かどうか)で変動します。
雇用保険料も事業所の業種や保険区分によって率が上下する可能性があります。
具体例:
例:東京都在住、標準報酬160,000円の場合、健康保険+介護保険:約9,200円、厚生年金:約14,640円、雇用保険:約500円、計:約24,300円の控除です。
もし介護保険が発生しない40歳未満であれば、健康保険のみ約8,800円程度となり、差し引かれる額は若干少なくなります。
まとめ:控除額と手取りの目安
月給165,000円の場合、社会保険料は**月額約24,000円前後**が目安となり、手取りは**約141,000円程度**になります。
ただし、地域や保険料率、年齢によって変動するため、正確な金額を知りたい場合は給与明細や健康保険組合の保険料率を確認してください。
コメント