毎年恒例の猛暑に備え、早々とエアコンを稼働させる人がいる一方で、「今年はまだ一度もつけていない」「できれば自然風で過ごしたい」と思う方も少なくありません。特に2025年の夏は、「意外と涼しいかも?」という声も聞かれています。この記事では、気象データや専門家の見解を交えながら、エアコンの使いどきや注意点についてご紹介します。
2025年の夏は涼しい?東京都心の気温傾向
気象庁の発表やウェザーニュースによると、2025年7月上旬の東京都心の最高気温は平均して29〜31℃程度で、昨年に比べてやや控えめな暑さが続いています。
夜間の最低気温も25℃を下回る日が多く、熱帯夜の発生は例年より少ないという予測も出ています。これにより、「エアコンなしでも何とかなる」と感じている人が一定数いるのも納得です。
実際にエアコン未使用の人はいる?
SNSや掲示板などでは、「7月になってもまだ一度もエアコンをつけていない」という投稿も見られます。特に、風通しのよい住環境や北向きの部屋などでは、扇風機や自然風だけで快適に過ごせているケースもあります。
たとえば、東京23区内に住む40代女性のケースでは、「昼間も在宅だが、風が通るので窓を開ければ快適。夜も扇風機だけで眠れている」とのこと。
エアコンを使い始める基準は?
体感温度や室温は人によって異なりますが、一般的には室温が28℃を超えると熱中症のリスクが高まるとされており、このラインをひとつの目安にするのが良いでしょう。
特に高齢者や小さなお子様がいる家庭では、体温調節機能が弱いため、早めの使用開始が推奨されます。暑さを我慢することは、必ずしも健康に良いとは限りません。
「我慢してエアコンをつけない」は危険?
「なんとなく我慢している」「節電のためにつけない」という考えは理解できますが、湿度が高くなると体感温度は一気に上がり、知らず知らずのうちに脱水や熱中症のリスクを高めてしまいます。
たとえば室温が27℃でも湿度が70%を超えると、不快指数は80を超え「暑くてたまらない」状態とされます。気温だけでなく、湿度にも注意を払いましょう。
電気代を抑えつつ上手に使うコツ
エアコンを使うなら、なるべく電気代を抑えたいですよね。おすすめの運用方法は以下の通りです。
- 28℃の自動運転設定:冷えすぎを防ぎ、電力効率も良い
- サーキュレーターとの併用:空気の循環で体感温度が下がる
- 就寝時は「おやすみモード」やタイマー活用:無駄な稼働を防ぐ
また、フィルター清掃などの定期的なメンテナンスも、冷却効率と節電効果に大きく影響します。
まとめ:今年の夏は「まだつけていない」人も一定数いるが油断は禁物
2025年の夏は、昨年よりも若干涼しく感じられる日が多く、「まだエアコンを使っていない」という方も実際にいます。ただし、それは住環境や体調などに左右されるものであり、「使わずに済むかどうか」ではなく、「必要な時に無理せず使う」ことが大切です。
この夏も無理せず、賢く、快適に乗り切りましょう。
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