退職・転職後の「健康保険資格確認書」どう扱う?カード到着と使用タイミングを徹底解説

社会保険

退職・転職の際に届く「資格確認書」(プラスチックカード)や紙のお知らせ。どのタイミングで新しいカードが届くのか、旧カードは使えるのかといった不安にお答えします。

❶資格確認書とは何か/届くタイミング

資格確認書は、マイナンバーカードを健康保険証として利用していない人向けに、プラスチック製で健康保険資格を証明するカードです。
これは2024年12月以降、現行の保険証の新規発行が廃止された後も、マイナ保険証を使わない人に順次交付されます。有効期限は最大で4~5年と設定されます :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

交付のタイミングとして、新規加入者は資格取得後30~50日程度、既加入者(有効期限内)は期限に応じて事業所経由で届くのが一般的です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

❷退職後・転職後の切り替え手続きの流れ

会社Aを退職し、転職先の会社Bに加入した場合、以下のフローでカードが届きます。

  1. 会社Bに転職後、加入手続きが完了
  2. 資格確認書が必要な状況の場合、会社B経由で申請or職権で交付
  3. 2〜3週間〜1ヶ月程度で「カード版資格確認書」が会社Bから届く

あなたの場合、5月17日に会社Aから「旧資格確認書」が届いており、会社Bからは今後新しいカードが送付される見込みです。

❸旧カードはいつまで使える?使っても良い?

旧カード(会社Aから届いたもの)は、「有効期限」が切れていなければ医療機関で使えるという点がポイントです。ただし、資格喪失(退職)に基づき旧カードは返却対象となる場合もあります。
協会けんぽでは、資格喪失後の旧カードは返納するよう案内されています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

実際には、有効期限内は機械的に受付されることもありますが、手続きを正しく踏んでいるとは言えません。可能なら早めに会社Bの新カード到着を待つか、医療機関に相談しましょう。

❹どうして届くタイミングが遅れる?その背景

事業所が資格取得届の「資格確認書発行要否」にチェックを入れないと、保険者が職権で処理するため、事務処理が遅れる原因になります :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

また、保険者(協会けんぽなど)が混雑していたり、会社Bの総務が手続き依頼を後回しにしたりすると、更に時差が生じることも。

❺今できる確認・対応アクション

  • 会社Bに新カード到着時期を確認:資格確認書発行要否の有無と進捗を問い合わせてみましょう。
  • 医療機関受付に相談:旧カードを使う場合は、その病院で資格喪失後でも使用可か確認してください。
  • マイナンバーカード利用登録の検討:将来の安定利用のため、マイナ保険証への切り替えも選択肢です。

まとめ:旧カードは有効期限内なら使えるが正しく切り替えを

退職前の旧カードは有効期限内なら医療機関で利用できる可能性がありますが、資格喪失後は正式に返却すべきです。転職先の会社Bからは、新しい資格確認書が数週間〜1ヶ月以内に届く見通し。

旧カードを使い続けるより、会社Bに進捗確認→カードが届くまで紙のお知らせやマイナ保険証で対応し、正式切り替えを進めましょう。

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