ベンツSクラスW222後期(2017‑2020年/NTG5ベースのMBUX搭載車)にオットキャスト(OttoCast)を導入してCarPlayやAndroid Auto、ミラーリング機能を使う方法をご紹介します。
W222後期型のCarPlay/オットキャスト対応状況
2017年のマイナーチェンジ以降のW222後期(NTG5.0/5.1ナビ搭載)は、純正でCarPlay(有線/一部ワイヤレス)に対応しています。またオットキャストなどのアフターマーケット製品でも適合する事例が多く報告されています。
例えば、Amazonで販売されている「Wireless CarPlay kit」はW222(2014‑2020年、NTG5搭載)に対応すると記載されており、オットキャストも同様に適合範囲に含まれています。[参照]
オットキャスト導入のメリットと注意点
純正CarPlayがない場合、USB接続でCarPlay機能を後付けできる点が大きなメリットです。YouTubeやNetflixの映像アプリをナビ画面で楽しめるようになります。
一方で、導入時には純正USB端子の対応可否や車両のソフトのバージョン、NTGシステムの世代確認が必要です。例えばNTG5.0/5.1であれば比較的導入しやすいですが、古い系統だと非対応の可能性があります。
導入手順と実例
①車両のNTGバージョン確認(通常Mercedesサービスやオーナーズマニュアルで確認)
②Amazon等で「Wireless CarPlay kit」「Ottocast CarPlay AI BOX」などを選定。
③USB接続での初期設定:iPhoneを純正USBに接続し、画面の「Connect」→「Auto connect」を選ぶ方式が一般的です。
④Android Auto利用にも対応する製品が多く、OTAアップデートで安定性改善も可能です。
実際の使用例とユーザーの声
ユーザー事例では、オットキャストU2‑PLUSをSクラスにUSBで接続し、YouTubeをサクサク再生できたとの報告があります。音ズレも少なく、純正TVより安定した映像再生が可能だったとのレビューもあります。[参照]
またMBWorldフォーラムなどでは、NTG5系には公式ワイヤレスCarPlayキットが統合しやすく、OttoCastの導入も容易との意見があります。[参照]
対応車・非対応車の見分け方
項目 | 条件 | 対応状況 |
---|---|---|
モデル年式 | 2017‑2020年(マイナーチェンジ後) | 対応可能性高 |
ナビ | NTG5.0/5.1(MBUX搭載) | ◎ |
古いNTG4以前 | 2014‑2016年モデル | 非対応/別機種必要 |
上記条件に当てはまれば、オットキャストの製品でもCarPlay導入は現実的です。
まとめ
W222後期型(2017‑2020年、NTG5.0/5.1搭載)は、純正CarPlayやオットキャストなどの後付けによるCarPlay・Android Auto導入に適した車種です。導入前には車両ナビのNTGバージョンとUSB端子仕様を確認し、市販のWireless CarPlay kitやOttoCast製品を活用するとYouTubeや音楽アプリの再生も快適になります。
オットキャストを使ってCarPlay連携を強化したい方にとって、W222後期型は非常に導入しやすいモデルと言えるでしょう。
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