保障付きの年金積立を検討する中で、「健康状態が良くないけれど加入できるのか？」と心配される方も多いでしょう。とくに『こくみん共済 coop（全労済）』の「ねんきん共済」については、人間ドックなどで異常が見つかった場合でも加入できるのか、事前に確認しておきたいポイントです。この記事では、ねんきん共済の審査内容や、実際の加入例などを交えて解説していきます。
ねんきん共済とは？
こくみん共済の「ねんきん共済」は、老後資金を積み立てながら万一の保障も付帯する共済制度です。掛金は月々5,000円から設定でき、途中での増額や減額も柔軟に行えるのが特長です。
また、死亡時には「共済金」が支払われるため、遺族への備えにもなります。
加入時の健康告知と審査の内容
ねんきん共済には生命共済の性格もあるため、加入時に健康状態の告知義務があります。告知内容は以下のようなものが一般的です。
- 過去2年以内の入院や手術歴
- 現在治療中の病気
- 医師からの経過観察・要再検査の指示の有無
そのため、人間ドックで「要精密検査」などの指摘がある場合には、内容によっては加入を見送られる可能性があります。
人間ドック異常があっても加入できた実例
【実例1】40代男性・高血圧で経過観察中 → 加入OK（軽度で薬なし）
【実例2】50代女性・心電図異常で再検査指示 → 再検査後「異常なし」判定で加入可
このように、異常があったとしても、再検査や詳細な診断によっては加入が認められるケースはあります。
加入を希望する場合の注意点と対策
・人間ドックの「指摘内容」が軽度かどうかが判断基準になります
・要精密検査が出た場合は、再検査結果を受け取ってから申し込むのがベター
・医師の診断書や経過観察の記録が必要になる場合もあるため、手元に保管しておきましょう
・不安な場合は、こくみん共済の窓口に直接相談してみるのもおすすめです
他の共済や保険との比較も検討して
もし審査に不安がある場合は、他の共済型年金（JA共済や県民共済など）や、健康告知が緩やかな保険型商品を併せて比較しておくと安心です。
「ねんきん共済」には健康審査があるものの、他より条件が緩やかな点もあるため、健康状態と商品内容を照らし合わせて選びましょう。
まとめ：人間ドックに異常があっても加入の可能性あり
こくみん共済の「ねんきん共済」は、一定の健康告知が必要ですが、人間ドックでの異常が即不加入に繋がるとは限りません。再検査や医師の判断によっては、十分に加入可能なケースも存在します。
自身の健康状況と向き合いながら、安心して備えを進めるためにも、まずは告知内容の正確な把握と、専門窓口への相談から始めてみましょう。
コメント