親の自動車保険の等級を引き継げる?途中から等級を変更する方法を解説

自動車保険

車を初めて購入し、任意保険に加入したものの、保険料が高くて困っているという方も多いのではないでしょうか。特に、初めて自分の等級でスタートすると、6等級(新規)からのスタートとなり、保険料が割高になりがちです。一方で、「親の等級を引き継げる」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。本記事では、途中から親の等級を引き継げるのか、等級を引き継ぐ方法について詳しく解説します。

そもそも「等級」とは?

等級とは、自動車保険の割引率を決める仕組みで、1等級から20等級までのランクがあります。

  • 新規加入時は通常6等級(※21歳未満は5等級)
  • 無事故の年数が長いほど等級が上がり、保険料が安くなる
  • 事故を起こすと等級が下がり、保険料が高くなる

例えば、親が長年無事故で20等級を持っている場合、その等級を引き継げれば、大幅に保険料を下げることが可能です。

途中から親の等級を引き継ぐことは可能?

結論から言うと、一度加入した保険の等級を、途中で親の等級に変更することはできません

しかし、以下のような方法で、次回の契約更新時に等級を引き継ぐことが可能です。

① 「親の車を譲り受ける」ことで等級を引き継ぐ

親が所有している車の保険を、親から子に名義変更(所有者変更)すると、親の等級を引き継ぐことができます。この場合、同じ保険会社を利用することが条件となるケースが多いです。

② 「家族間でのセカンドカー割引を活用」する

親の車と同じ保険会社で、新たに自分の車を契約すると、「セカンドカー割引」が適用されることがあります。これにより、新規契約でも7等級からスタートでき、通常の新規契約(6等級)よりも割安になります。

③ 「満期後に新たに親の等級を活用して契約し直す」

現在の保険が満期になったら、新たに親の等級を使った契約をすることで、保険料を下げることができます。ただし、これは親の車の保険を解約する必要があるため、慎重に検討しましょう。

等級を引き継ぐ際の注意点

等級の引き継ぎにはいくつかのルールがあり、以下の点に注意が必要です。

① 親の等級は「家族間のみ」引き継げる

等級の引き継ぎが可能なのは、親・子・配偶者などの直系家族に限られます。友人や兄弟などに等級を引き継ぐことはできません。

② 一度使った等級は戻せない

親から子へ等級を引き継ぐと、親が新しく車を買ったときに等級を引き継げなくなるため、慎重に検討しましょう。

③ 保険会社によってルールが異なる

等級引き継ぎの詳細なルールは、保険会社によって異なります。そのため、契約している保険会社に事前に相談することが重要です。

保険料を抑えるためのその他の方法

もし等級の引き継ぎが難しい場合でも、以下の方法で保険料を抑えることが可能です。

① ネット型(ダイレクト型)保険を利用する

代理店型保険よりも、ネット型保険(ソニー損保、SBI損保、アクサダイレクトなど)のほうが安くなることが多いです。

② 走行距離制限のあるプランを選ぶ

年間の走行距離が短い場合、走行距離制限付きのプランを選ぶと、保険料が安くなる可能性があります。

③ 「免許証の色」で割引を受ける

ゴールド免許を持っていると、保険料が割引になることがあります。もしブルー免許の場合は、次回の更新時にゴールド免許を取得することで、保険料を下げることができます。

まとめ|親の等級は途中から引き継げないが、次回更新時に活用できる

親の等級を途中から引き継ぐことはできませんが、以下の方法で保険料を抑えることが可能です。

  • 親の車を譲り受けることで、親の等級を引き継ぐ
  • セカンドカー割引を利用して、7等級からスタート
  • 満期後に親の等級を使って新規契約をする
  • ネット型保険や走行距離制限プランを活用して保険料を抑える

まずは現在契約している保険会社に問い合わせをし、自分に合った方法で保険料を見直してみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました