フリーターが130万円の壁を超えた場合の健康保険の選び方と負担について徹底解説

実家暮らしのフリーターとして、親の扶養に入っていると、年収が130万円を超えた場合、健康保険の加入方法や国民健康保険料の負担が気になるところです。この記事では、扶養から抜けた後に必要な健康保険の手続きや、保険料の計算方法についてわかりやすく解説します。

1. 年収130万円を超えた場合の影響

フリーターとして年収が130万円を超えると、親の扶養から外れ、自分で国民健康保険や会社の健康保険に加入する必要があります。130万円は、社会保険の扶養に入れる年収の上限です。この基準を超えると、扶養から外れるため、新たに自分で保険を支払う形になります。

質問の1つ目「親と世帯が一緒だと国民健康保険料は上がるか」についてですが、答えは「いいえ」です。国民健康保険料は、加入者の収入によって決まります。親と同じ世帯に入っていても、親の収入が直接あなたの保険料に影響を与えることはありません。ただし、同じ世帯の人数が保険料に影響する場合があります。

年収130万円ちょっとの場合、保険料は概ね7,000〜10,000円程度になることが多いですが、地域によって異なるため、自治体の国民健康保険課で確認すると良いでしょう。

次に、「バイト先の健康保険に入るべきか、国民健康保険に加入するべきか」という質問に答えます。まず、会社の規模によっては、アルバイトでも社会保険（健康保険と厚生年金）に加入できる場合があります。これを「会社の健康保険」と呼びます。

会社の健康保険に加入すると、保険料の半額は会社が負担してくれるため、自己負担額が減ります。これに対して、国民健康保険は全額を自己負担することになります。よって、バイト先が社会保険に加入できる場合は、そちらの方が安くなる可能性が高いです。

バイト先で健康保険に加入できる条件として、1週間の労働時間が正社員の3/4以上、または1ヶ月の労働日数が17日以上などの基準があります。また、会社の規模が一定以上である場合、加入が義務付けられます。これらの条件に該当するかどうかをバイト先に確認し、加入できる場合は手続きを進めましょう。

年収130万円を超えると親の扶養から外れ、健康保険を自分で負担する必要があります。国民健康保険とバイト先の健康保険には違いがあり、特にバイト先の健康保険に加入できる場合は、会社が保険料を負担してくれるため、費用面で有利です。どちらを選ぶべきかは、自分の労働条件や将来の見通しを考えて検討しましょう。