事故や故障で車を修理する際に自動車保険を使う場合、「修理の見積りは誰が見るの?」「修理してから保険会社に請求してもいいの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、自動車保険を利用した修理の流れと、見積もりや金額承諾のタイミングについて詳しく解説します。
修理前に見積書は誰に提出される?
自動車保険を使う場合、多くのケースで修理業者はまず保険会社に見積書を提出します。これは保険会社が損害の程度や修理の妥当性を審査し、保険金の支払いを判断するためです。
ユーザー(契約者)には直接見積もりが提示されないこともありますが、希望すれば確認することができます。保険会社に問い合わせることで、内容の説明を受けることが可能です。
修理の着工は保険会社の承諾後が原則
修理は原則として、保険会社が見積書を確認し、保険金の支払いに承諾を出してから始まります。これは、修理後に高額な費用を請求されても保険適用外になるリスクを避けるためです。
ただし、緊急性のある修理や日常の生活に支障が出る場合などは、保険会社の了承を得て先に修理することも可能です。その場合も、必ず事前に保険会社へ相談しておきましょう。
修理後に金額が変わることはある?
修理中に追加の損傷が見つかるなどして、見積額が増加するケースもあります。この場合は、修理業者が保険会社に連絡を入れて再見積もりを提出し、改めて承諾を得る形になります。
ユーザー側に費用が追加されることは原則ありませんが、契約内容によっては自己負担額(免責金額)がある場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。
自動車保険を使った修理費の支払い方法
多くの修理工場では、保険会社から修理業者へ直接支払いが行われます。そのため、契約者が一旦立て替える必要は基本的にありません。
ただし、免責が設定されている場合(例:自己負担額5万円など)は、その金額分だけ契約者が修理工場に支払う必要があります。
保険会社とのやり取りはどう進む?
事故受付後、保険会社の担当者(アジャスターなど)が修理工場とやり取りを行います。損傷確認、見積査定、支払い可否の判断などは、契約者がすべてに立ち会う必要はありません。
契約者には、事故報告、修理工場の指定、免責内容の説明を受けるなど、要所で連絡が入るだけです。安心して任せられる体制になっています。
まとめ|修理前の見積確認と保険会社への相談がカギ
自動車保険を使って修理する場合は、見積もりの段階で保険会社の承認を得てから修理に入るのが基本です。勝手に修理を始めてしまうと、保険適用外になるリスクがあるため注意が必要です。
不明な点は早めに保険会社に確認を取りましょう。自分でも見積もり内容を把握しておけば、トラブル回避にもつながります。
コメント