自動車保険の「事故有係数適用期間」とは？確認方法と更新時の注意点

自動車保険の更新や他社への乗り換えを検討する際、必ず確認しておきたいのが「事故有係数適用期間」です。特に過去に事故を起こして保険を利用したことがある場合、この期間中は保険料が割高になるため、正確な把握が重要です。

事故有係数適用期間とは何か

事故有係数適用期間とは、自動車保険で事故による保険金を請求した契約者に対して、翌年度以降に割増された保険料が適用される期間のことです。通常、1回の事故につき「3年間」が適用期間とされます。

たとえば、2023年に保険を使って事故対応をした場合、2024年から2026年までの3年間は事故有係数が適用され、その間は等級が下がり保険料が上がります。

最も確実な方法は、現在加入している保険会社から送付される「継続契約案内」や「保険証券」を確認することです。そこに「事故有係数適用期間が○年残っている」といった記載があります。

楽天損保の場合は、マイページにログインして契約内容の詳細を確認することが可能です。不明な場合は、カスタマーサポートに連絡すれば正確な情報を教えてくれます。

他社で見積もりを取る際も、事故有係数適用期間の有無とその残り年数を正しく伝える必要があります。これが正しくないと、後日保険料が変更になることもあります。

一部の比較サイトや代理店では、過去の事故歴なども含めて入力するフォームがありますので、入力時に正確な情報を記入しましょう。

保険の等級制度では、毎年無事故であれば1等級ずつアップしますが、事故を起こすと等級が一気に3つ下がることもあります。そして、その下がった等級に対して事故有係数が適用され、保険料がさらに割増になります。

等級だけでなく、事故有係数の有無も保険料に大きく影響するため、両方を把握しておくことが大切です。

楽天損保の契約者であれば、以下の手順で簡単に確認できます。

不明点がある場合は、マイページから問い合わせるか、カスタマーセンター（フリーダイヤル）に電話して聞くこともできます。

保険の更新時期が近づいたら、まずは事故有係数適用期間があるかどうかを確認しましょう。楽天損保を含め、各社ではマイページや案内書面で情報確認が可能です。他社へ乗り換える場合も、この情報をもとに正確な見積もりを取得し、最適な保険選びを進めてください。