日常的に銀行口座を使い分けている中で、「いつもより多額の送金をした場合に銀行から連絡が来るのか」といった不安を感じる方も少なくありません。特に、3ヶ月ごとにまとまった金額を別口座に移すようなケースでは、どのような影響があるのか気になるところです。本記事では、高額送金時の銀行側の対応や、安心して振込を行うためのポイントについて詳しく解説します。
高額送金時に銀行から連絡が来るケースとは?
一般的に、銀行が電話などで確認を行うのは以下のような場合です。
- 普段とは異なる送金先や金額で不審な取引と判断されるとき
- 振込先が詐欺の被害履歴がある口座である可能性があるとき
- 振込額が1回数百万円以上など、非常に高額な場合
したがって、たとえば毎月25万円送っていたのを3ヶ月ごとに75万円に変更した場合でも、送金先がご自身名義の別口座であり、かつ定期的な利用履歴がある場合には特に問題視されることは少ないと考えられます。
口座の名義や送金目的による違い
送金の名義や目的によっても、銀行の対応は異なります。
- 自分名義の口座同士:比較的自由に送金できる。通常は連絡なし。
- 第三者への送金:高額であれば確認電話の可能性あり。
- 公共料金や定期支払い:事前に設定されていれば基本的に問題なし。
今回のように「自分の地銀口座から自分のゆうちょ口座」へ送る場合は、名義が一致していれば不審とは見なされにくいため、銀行側から連絡が来る可能性はかなり低いといえます。
送金額の目安と銀行側の対応ライン
どれくらいの金額から「高額送金」とみなされるかは、銀行ごとに異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- ~10万円:日常取引の範囲、通常対応
- 10万円~100万円:特に問題なし(送金先や履歴次第)
- 100万円超:資金移動届出の対象となる場合があり、銀行から確認の連絡が入ることも
75万円の送金であれば、取引内容に問題がない限り、通常は確認の電話などはないケースが多いです。
手数料対策としてのまとめ送金は有効?
毎月25万円を送っていたものを3ヶ月に1度75万円に変更することで、振込手数料を削減できるのは大きなメリットです。
たとえば、1回の送金に440円かかる場合。
- 毎月送金:440円 × 12回 = 5,280円/年
- 3ヶ月ごとに送金:440円 × 4回 = 1,760円/年
このように、年間で3,000円以上の節約になることもあるため、手数料の観点から見ても合理的な方法です。
不安を解消するための追加対策
万が一に備えて、以下のような対策を行うとより安心です。
- 送金の際にメモ欄に「自口座間の資金移動」など記載する
- 送金後にネットバンキングで取引履歴を確認してスクリーンショットを保管
- 月ごとの支出管理に影響が出ないよう、計画的に振替
また、銀行により事前に高額送金の意図を伝えておくことで、不正検知に引っかかるリスクを減らせる場合もあります。
まとめ:高額送金でも安心できる対応を心がけよう
給与口座から普段使いの口座へ3ヶ月ごとに75万円を送金する行為は、本人同士の送金であり、銀行側が不審視することは基本的にありません。ただし、突然大きな額を動かす場合は、念のため振込目的や送金先を明確にしておくことで、万が一の確認対応にもスムーズに対応できます。
日常的に使いやすく、手数料も節約できる賢い送金術として、定期的なまとめ送金はおすすめできる方法といえるでしょう。
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