電気代が高いのに思い当たる原因がない?隠れた電力消費と節電対策を徹底解説

家計、節約

エアコンを使っていないのに電気代が月1万9千円以上――そんな状況に心当たりのない方は少なくありません。実際、IHヒーターやゲーム機など、意外な電力消費が積み重なっていることも。この記事では、見落としがちな電力使用の実態と、実用的な節電対策を紹介します。

見落としがちな電気代の主な原因

家庭内の電力消費は、見た目以上に積み重なっています。特に以下のような家電は、使用時間や設定によって想像以上に電気を消費します。

  • IHクッキングヒーター:1kWhあたり27円として、2kWを20分使えば約18円/日。月額にすると約540円。
  • PS4:プレイ時の消費電力は140W前後。1日3時間で約340円/月。
  • 待機電力:テレビ・電子レンジ・Wi-Fiルーターなどの電源を入れていなくてもかかる電力。

これらが組み合わさると、実はエアコンを使わずとも電気代が1万円を超えることは珍しくありません。

IHクッキングヒーターはどれくらい影響する?

IHクッキングヒーターは火を使わない分安全ですが、瞬間的に高出力の電力を消費します。特に2口タイプで2kWずつ使用した場合、20分の使用でもかなりの消費量となります。

たとえば朝夕2回、1日あたり40分使用するとして、約1.2kWh×30日で36kWh。関西電力の料金プランでは、これだけでおよそ1,000円を超える計算になります。

意外に効いてくる「常時稼働」の家電

冷蔵庫やWi-Fiルーターなど、24時間稼働している家電は月間でかなりの電力を使います。

たとえば冷蔵庫が月60kWhを使えば、約1,600円。さらにウォーターサーバーがある場合は+1,000円以上。これに照明や充電器、扇風機などが加わると、毎月1万5千円以上も十分あり得ます。

電気料金の契約プランも要チェック

関西電力では「従量電灯A」などの一般的なプランのほか、時間帯別料金の「はぴeタイムR」などもあります。契約アンペアや基本料金も影響するため、「料金プランの見直し」も節約の鍵です。

Web明細で過去の消費電力量を確認し、自分の使用傾向に合ったプランに変更することも検討してみましょう。

電力の「見える化」で原因を特定する

今ではスマートメーター対応の電力会社サイトやアプリで、1日単位や時間帯ごとの使用量を確認できます。

おすすめは以下のような方法です:

これにより、どの時間帯・どの家電で電気を多く使っているかを把握でき、節電の対策が立てやすくなります。

まとめ:見えない電力を意識すれば節電できる

エアコンを使っていないのに電気代が高い理由は、IHクッキングヒーターや常時稼働家電、待機電力などの積み重ねにある可能性が高いです。

日々の使用状況を「見える化」し、料金プランの見直しや家電の使い方を工夫することで、電気代を大きく下げられるかもしれません。

少しの意識と行動で、家計も地球も助ける節電生活をはじめましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました