PayPayで代金を受け取る際に「請求リンクを送ったら『バーコードは表示できません』と表示された」というトラブルに戸惑うユーザーが増えています。本記事では、PayPayの受け取りリンクの仕様やQRコード決済との違い、トラブル回避の方法について詳しく解説します。
PayPayの請求リンクとは?基本の仕組み
PayPayでは「個人間送金」機能として、請求用リンクを生成して相手に送ることが可能です。これは、送金者がそのリンクを開き、金額を確認してPayPayアプリ内で送金操作をする形式です。
重要なのは、このリンクにはバーコード(QRコード)は表示されず、受け取り側がバーコードを提示する機能とは別であるという点です。
「バーコードは表示できません」と表示される理由
このエラーメッセージは、リンクに対して「バーコードを表示して支払いたい」とユーザーが誤認し操作したときに出やすい警告です。
たとえば、リンクをタップしても送金画面ではなくエラーが出るのは以下のような理由が考えられます。
- 相手がPayPayアプリを開かず、ブラウザで操作している
- リンクが期限切れ・無効になっている
- 請求元が法人用アカウントでない場合、仕様に制限がある
- 相手のアプリが古く、リンク処理に対応していない
対面での受け取り方法との違い
PayPayでは、店舗や個人が「受け取り用QRコード(バーコード)」を提示し、相手に読み取ってもらう方法も一般的です。これは「スキャン支払い(スキャン払い)」と呼ばれます。
この方式では、受け取る側がバーコードを画面に表示し、送金する側が読み込むことで即時決済が完了します。
つまり、リンク型はオンライン向き、バーコード型は対面向きの機能となります。
リンク決済がうまくいかない場合の対処法
- 相手に「PayPayアプリからリンクを開いてもらう」よう案内する
ブラウザで開くとエラーになるケースが多いため注意が必要です。 - あらかじめ送金額を指定してリンクを作成する
金額を未指定にすると相手が金額入力を求められ混乱しやすくなります。 - QRコード提示による受け取りに切り替える
対面での受け取りであれば、受け取り用コードを見せたほうが確実です。
PayPayリンクの作り方と使い方
個人がPayPayでリンクを作成するには、「送る・受け取る」メニューから「リクエスト」を選び、金額を入力して「リンクを作成」ボタンを押します。そのリンクをLINEやメールで送るだけです。
ただしこのリンクは「相手がPayPayユーザーであること」が前提で、アプリがインストールされていないと開けません。
まとめ|PayPayリンクとバーコード決済は用途が違う
PayPayで「バーコードが表示されない」と感じた場合、多くはリンク型と対面型の混同が原因です。リンクを使った請求はオンライン向けであり、バーコードを読み取ってもらう方法はあくまで対面決済用となります。
- リンク型:アプリ内でリンクを開いて送金する仕組み
- バーコード型:相手に読み取ってもらう対面型の決済
- 用途に合わせて適切な方法を選ぶことがスムーズな取引のカギ
トラブルを避けるためにも、PayPayの決済スタイルの違いを理解して使い分けましょう。
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