イオン株を保有していると得られる「オーナーズカード」は、イオンでの買い物時にキャッシュバックなどの特典を受けられる人気の株主優待制度です。しかし、途中で株数を変更した場合、このオーナーズカードの扱いはどうなるのでしょうか。本記事では、株の一時的な売却と再取得によるカードの再発行の有無や、イオンペイの再登録の必要性について詳しく解説します。
イオンのオーナーズカードは株主名簿で管理されている
イオンのオーナーズカードは、年2回(2月末と8月末)の株主名簿に記載された株主を対象に発行されます。100株以上を保有していることが発行の条件です。
一時的に100株未満になった場合でも、そのタイミングが名簿の確定日を過ぎていれば影響はありません。逆に、確定日時点で100株未満の場合、優待の対象外となりカードの更新や再発行はされません。
株を途中で売却してもカードは使える?
仮に100株を保有してオーナーズカードを受け取った後に、90株を売却して10株だけを残した場合でも、次回の確定日までカードは有効です。ただし、次の確定日時点で再び100株以上を保有していなければ、カードの更新は停止される可能性があります。
そのため、オーナーズカードを継続的に使いたい場合は、確定日前には必ず100株以上を保有しておく必要があります。
再取得した場合、オーナーズカードは変わるのか?
株を一度手放して、再び確定日前に100株を買い戻した場合は、新しい株主番号として認識されることがあります。その際、新しいオーナーズカードが発行されることになります。
実際の運用では、SBI証券や楽天証券などの名義人変更の有無によって処理が異なることがあるため、証券会社とイオンの株主専用窓口の両方に確認するのが確実です。
イオンペイへの再登録は必要か?
イオンペイにオーナーズカードを紐づけて利用している場合、カード番号が変わると再登録が必要になることがあります。特に、旧カード番号が無効になった場合は、新カードでの再設定が求められます。
スマートフォンアプリ「イオンウォレット」内でオーナーズカード情報を管理している方は、アプリ上で再登録の手順を踏むことでスムーズに対応できます。
スムーズに優待を受け取るために意識すべきこと
オーナーズカードの特典を継続的に受けたい場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 2月末・8月末の確定日に100株以上保有しているか確認
- 株主番号が変わるような取引を避ける(別口座への移管など)
- カード再発行後はイオンペイやアプリ内の登録を更新
また、株主通信やイオンの公式サイトで最新の優待ルールや変更通知を定期的に確認することも重要です。
まとめ:オーナーズカードの管理は株数とタイミングがカギ
一時的にイオン株を売却しても、確定日までに100株以上に戻しておけば、原則として株主優待は引き続き受けられます。しかし、株主番号が変わると新しいオーナーズカードが届く可能性があり、イオンペイ等の設定変更も必要になります。
今後も優待をしっかり活用していきたい方は、株数と保有タイミングを意識しながら取引を行いましょう。
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