「ちょこつみ」と「じぶんの積立」は併用できる?2つの積立保険を比較して賢く活用する方法

生命保険

資産形成の第一歩として注目されているのが、元本保証型の積立保険です。その中でも、日本生命の「ちょこつみ」と明治安田生命の「じぶんの積立」は、少額から始められ、解約返戻金が元本割れしない点で人気を集めています。では、この2つを同時に契約して併用することは可能なのでしょうか?また、メリット・デメリットはどうなのか?この記事では初心者にもわかりやすく解説します。

「ちょこつみ」と「じぶんの積立」は併用可能?

結論から言えば、「ちょこつみ」と「じぶんの積立」は両方に加入することが可能です。保険会社が異なるため、契約の制限はかかりません。

それぞれの契約上限に達しない範囲であれば、月々5,000円ずつでも併用可能です。ただし、それぞれに加入手続きが必要で、管理は別々になります。

日本生命「ちょこつみ」の特徴

概要:毎月1,000円〜積立可能な低額からの生命保険型の貯蓄商品で、契約期間中の死亡保障と解約返戻金がついています。

メリット:

  • 1,000円単位で少額から始められる
  • いつでも解約可能(元本割れリスクが低い)
  • 保険料控除の対象(生命保険料控除)

デメリット:

  • 返戻率(戻ってくるお金)がやや低め
  • 途中で引き出すと元本割れするケースもある

明治安田生命「じぶんの積立」の特徴

概要:月額5,000円からの積立型終身保険。積立額がそのまま解約返戻金として戻るシンプルな仕組みです。

メリット:

  • 5年間積み立てれば元本が100%戻る
  • 途中解約でも元本割れしない
  • シンプルでわかりやすい
  • 生命保険料控除の対象になる

デメリット:

  • 月5,000円×5年間=最大30万円までが限度
  • 保障は非常に小さい(万一の保障は期待できない)

併用するメリットと戦略的活用方法

この2つの保険を併用する最大のメリットは、「低リスクで資産形成しながら生命保険料控除も活用できる」という点です。控除を最大限活用すれば、年末調整や確定申告で税金の還付を受けられる可能性があります。

また、2社のプランを組み合わせることで、積立額を分散しながら、いざという時にどちらか一方を解約して資金を確保するという使い方もできます。

たとえば。

  • 「じぶんの積立」で安全確保(5年間は確実に積み立て)
  • 「ちょこつみ」でより柔軟な短期運用や予備資金の確保

注意したいポイントと併用時の管理法

併用にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • 契約内容をそれぞれ把握しておく(契約年数・解約返戻率・手数料)
  • 引き落とし口座を統一することで管理がしやすくなる
  • 税制優遇の上限(年間8万円)を意識して積立金額を設計

また、生命保険料控除は合計で最大4万円(一般の生命保険料)まで控除対象になるため、どちらかに集中しても、分散しても控除額に変わりはありません。税制上の効率を考えるなら、他の保険との合算額で調整するのも一つの方法です。

まとめ:目的に合わせて併用し、賢く資産を増やそう

日本生命の「ちょこつみ」と明治安田生命の「じぶんの積立」は、それぞれ特徴が異なるものの、併用することでリスクを抑えた資産形成が可能です。どちらも元本割れしにくく、税制優遇も受けられるため、保険と貯蓄のハイブリッド型商品として初心者に向いています。

大切なのは、自分の目的に合わせて活用し、ムリのない積立計画を立てること。家計の余裕やライフステージに応じて、将来のための「安心資金」として積み立てていきましょう。

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