キャッシュレス決済が普及する中、家族間でのPayPay残高の送金も一般的になってきました。特に、親から子どもへの送金やプレゼントとしての送金はよくあるケースです。では、PayPayで残高を受け取った場合、その残高を使うには本人確認が必要なのでしょうか?この記事では、家族からPayPay残高をもらった場合の本人確認の必要性と注意点について解説します。
PayPayの本人確認とは?
PayPayでは、セキュリティ向上と送金機能の利用範囲拡大のために本人確認(eKYC)が導入されています。本人確認を行うことで、送金上限が増えたり、銀行口座からのチャージや出金が可能になったりします。
しかし、本人確認を行っていない状態でも、残高を「受け取る」ことは可能です。たとえば家族からの送金は、受け取る側が未確認アカウントでも対応できます。
本人確認が必要になる場面
PayPay残高を使う際、以下の条件で本人確認が必要となるケースがあります。
- 送金をする場合:本人確認が完了していないと他人への送金ができません。
- 出金をする場合:PayPayマネーを銀行口座に出金するには本人確認が必須です。
- PayPayマネーライトを超える金額の利用:一部の機能制限があるため、高額利用をする場合に制限がかかることがあります。
つまり、PayPay残高を「受け取って買い物で使う」だけなら、基本的に本人確認は不要です。
家族からの残高送金の注意点
PayPay残高には以下の種類があります。
- PayPayマネー:本人確認済みのユーザーが銀行口座などからチャージした残高。送金・出金可能。
- PayPayマネーライト:本人確認未済みユーザーがクレジットカードや携帯キャリア決済などからチャージした残高。送金・出金不可。
- PayPayボーナス:キャンペーンや特典で付与される残高。用途に制限あり。
母親が本人確認済みの場合、送られてくる残高は「PayPayマネー」として使えることが多くなります。
ただし、自分が未成年かつPayPay利用年齢の下限(基本的に13歳以上)を満たしていない場合、利用そのものが制限される可能性もあるため、年齢制限にも注意が必要です。
受け取った残高の利用方法
受け取ったPayPay残高は、以下のような形で問題なく使えます。
- コンビニやスーパーなどPayPay加盟店での支払い
- オンラインストアでの支払い(PayPay対応サイト)
- 公共料金の支払いなど
ただし、出金や一部送金などの機能は制限されていることもあるので、自分のアカウントの残高種別を確認しておくと安心です。
まとめ
PayPayで家族から残高をもらった場合、本人確認は必ずしも必要ではありません。受け取った残高をPayPay加盟店などで使うだけであれば、本人確認なしでも利用可能です。ただし、送金・出金・高額決済などには本人確認が必要になることがあります。将来的な利便性を考えれば、本人確認を済ませておくのも一つの選択肢です。
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