20代後半になると、貯金や日々の生活費に対する意識も高まり始めます。特に28歳という年齢は、キャリアも私生活も少しずつ落ち着いてきて、お金の使い方を見直すタイミングでもあります。この記事では、同年代の人々が実際にどれくらい貯金し、どれくらいの食費をかけているのかを紹介しながら、無理なくお金を貯めていくためのヒントをお届けします。
平均的な28歳の貯金額と貯金率とは?
金融広報中央委員会の調査によると、20代後半(25~29歳)の平均貯金額は約90万円〜150万円前後、中央値では30万〜50万円程度となっています。つまり、収入や生活スタイルによって貯金額にはかなりのばらつきがあることが分かります。
月収に対しての貯金割合(貯金率)は10~20%が目安とされており、たとえば月収25万円であれば、毎月2.5万円〜5万円を貯金に回しているケースが多いようです。
実際のケーススタディ:28歳男女の収支例
例1:28歳男性・会社員・都内一人暮らし
月収:26万円(手取り)
家賃:7.5万円
食費(交際費込):3.5万円
貯金:月4万円
貯金総額:約80万円
例2:28歳女性・IT系・実家暮らし
月収:28万円(手取り)
家賃:0円(実家)
食費(ランチ・カフェ等):2万円
貯金:月8万円
貯金総額:約200万円
食費・交際費の平均的な金額とその内訳
総務省の家計調査によると、一人暮らしの20代後半の月間食費平均は約3〜4万円です。これには外食やコンビニ利用、飲み会などの交際費も含めた数字と考えられます。
飲み会や交際費を多く使う月は、食費が5万円を超えることも珍しくありません。反対に、自炊中心の生活であれば2万円台に抑えることも可能です。
貯金を増やすための3つの工夫
- 先取り貯金:給料日直後に自動で貯金口座へ送金し、残ったお金で生活
- 家計簿アプリの活用:ZaimやマネーフォワードMEなどで出費の可視化
- 固定費の見直し:サブスクの整理やスマホプランの再検討で節約効果大
20代後半は貯金を始めるベストタイミング
30代以降に向けて、結婚・住宅・老後資金といった将来的な支出を意識し始めるこの時期こそ、「貯める習慣」を身につけるチャンスです。
無理に大きな金額を貯めようとせず、まずは月1万円からでもコツコツ継続することが大切。将来の選択肢を広げるためにも、今から始めることに意味があります。
まとめ:自分に合ったバランスでお金と付き合おう
28歳という節目で、貯金や食費のバランスを見直すことは非常に有意義です。人それぞれの生活スタイルがあるからこそ、平均や他人と比べすぎず、自分に合ったペースで資産形成を進めていくことが大切です。
収入の10%を貯金に、食費は無理のない範囲でが基本の考え方。この記事が、あなたの生活のヒントになれば幸いです。
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