通勤や通学でSuica定期券を利用している方の中には、「カード型からモバイルSuicaに移行したい」「でも定期券の更新を忘れてしまった」というケースも多いのではないでしょうか。本記事では、カード型SuicaからモバイルSuicaへの移行方法と、期限切れ後の定期券をどう更新すべきかを、わかりやすく解説します。
カード型SuicaからモバイルSuicaへ移行は可能?
結論から言うと、カード型SuicaからモバイルSuicaへの移行は可能ですが、「定期券の移行」はできません。モバイルSuicaにSuica本体(残額)は移行できますが、定期券情報は引き継げないため、モバイルSuica上で新たに定期券を購入し直す必要があります。
そのため、今後モバイルSuicaを使っていくなら、移行後にアプリ内で定期券を新規購入するのが基本的な流れになります。
定期券が切れている場合はどうすべきか?
質問者のように「7月2日で定期が切れてしまった」場合、以下の2パターンが考えられます。
- そのままモバイルSuicaに移行→アプリ上で定期券を新規購入
- まずカード型で定期券を更新→その後、Suica本体をモバイルに移行
ただし、一度カード型で定期券を更新しても、モバイルSuicaへの移行時にはその定期券は引き継がれません。結果的に、再びモバイルSuicaで定期を買い直す必要があります。
したがって、定期が切れている状態であれば、更新せずにそのままモバイルSuicaに移行し、新規に定期券を購入するほうがスムーズです。
モバイルSuicaへの移行手順
カード型SuicaからモバイルSuicaへは、iPhone(Apple Pay)またはAndroid端末(Google Pay)で簡単に移行可能です。
【iPhoneの場合】
- 「ウォレット」アプリを開く
- 「+」ボタン→「交通系ICカードを追加」→「Suica」→「カードを取り込む」
- カード番号と生年月日を入力
- iPhoneの上部にカードをかざして読み込み
【Androidの場合】
- 「モバイルSuica」アプリをインストール
- 「カードのSuicaをモバイルに移行」→カード情報入力
- スマホの背面にカードをかざして読み取り
これで残高・履歴はモバイルに引き継がれ、カード型Suicaは自動的に使えなくなります(無効化される)。
モバイルSuica上での定期券購入方法
移行後はモバイルSuicaアプリ上から定期券の新規購入が可能です。以下の手順で進めてください。
- モバイルSuicaアプリを起動
- 「定期券」→「定期券を購入」→「通勤定期券」または「通学定期券」を選択
- 区間・期間を入力して検索
- 金額を確認して決済(クレジットカードやPayPay払いなど)
なお、通学定期を購入する場合は、学校発行の「通学証明書」のアップロードなど、別途申請が必要です。
まとめ:定期が切れたなら「更新せずに」モバイルへ移行がベスト
定期券がすでに失効している場合は、券売機での更新はせず、そのままモバイルSuicaへ移行したほうが二重払いを防げてスムーズです。
モバイルSuicaへの切り替え後は、アプリ内で定期券を新規購入することで、今後の更新や残高確認もスマートフォンで完結するようになります。通勤・通学がより快適になるモバイルSuica、ぜひこの機会に活用してみてください。
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