銀行口座の残高がマイナス表示になると驚いてしまいますが、これは一時的に「自動貸越」などの仕組みが働いた結果であることが多いです。本記事では、りそな銀行のケースを例に、マイナス残高が表示される原因、利息発生の条件、早めに対応すべき理由を具体的に解説します。
りそな銀行の残高がマイナスになる仕組み
りそな銀行では「自動融資(当座貸越)」サービスが利用可能です。これは、公共料金の引き落としなどで残高不足が生じた際に、自動的に一定額を立て替えて支払ってくれる仕組みです。
この結果、口座に「マイナス○○円」と表示されることがあり、いわば一時的な借金の状態です。この金額には所定の金利(利息)が日割りで発生します。
利息はいつから発生する?
自動貸越が発生すると、その日から日割りで利息が計上されます。2024年時点でのりそな銀行の普通預金当座貸越利率は年利14.0%程度(変動金利)と高めです。
たとえば、マイナス3,000円の状態が10日間続くと、利息は以下のように算出されます。
貸越金額 | 日数 | 年利 | 概算利息 |
---|---|---|---|
3,000円 | 10日 | 14% | 約11円 |
額としては少額でも、長期間続くと負担になります。
放置しているとどうなる?
マイナス状態を放置しておくと、次のようなリスクがあります。
- 利息が毎日加算され続ける
- マイナス分の入金がないと新たな引き落としができない
- 長期間未精算の場合、信用情報に影響が出る場合も
特に給与振込や奨学金の口座として利用している場合、他の取引にも支障をきたす可能性があります。
返済はどうすればよい?
対処方法は非常にシンプルで、マイナス金額以上の入金を口座にするだけでOKです。たとえばマイナスが5,000円であれば、最低でも5,000円以上を入金しましょう。
ATMやネットバンキングで入金できますが、すぐに入金できない場合は家族に相談するなどして、できるだけ早期に返済しましょう。
自動貸越を避けるためにできること
以下の方法でマイナス残高になるリスクを減らすことができます。
- 残高確認をこまめに行う(スマホアプリやネットバンキングを活用)
- 公共料金等の引き落とし用口座に余裕をもたせる
- 定期預金と連動した自動振替サービスの利用(自動スイープ)
一度でもマイナスになった経験がある方は、通知サービスや残高アラート機能も活用しましょう。
まとめ:早めの入金が一番の解決策
りそな銀行で残高がマイナスになった場合、自動貸越により一時的に立て替えられたと考えられます。その日から利息が発生するため、早急な入金が必要です。
放置すれば利息負担が増えるだけでなく、信用への影響も懸念されます。少額でも構わないので、なるべく早く入金してマイナス残高を解消しましょう。
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