社会人になったらどう変わる?国民健康保険から社会保険への切り替えと保険証の仕組みを解説

社会保険

高校を卒業してすぐに就職すると、はじめての社会保険や保険証に戸惑うことも多いでしょう。今回は、社会保険に加入した際の「保険証の仕組み」や「国民健康保険との関係」について、初めての方向けにわかりやすく解説します。

社会保険に入ると国民健康保険は自動でやめるの?

会社に入って社会保険(健康保険)に加入すると、原則として国民健康保険は自動的に終了します。ただし、市区町村によっては自分で国民健康保険の「脱退手続き」が必要なケースもあります。

たとえば、就職前に一度でも自分で国民健康保険に加入したことがある場合は、社会保険に入った証明書(資格取得証明書など)を持って、役所に行って手続きを行うようにしましょう。

社会保険に入るとどんな保険証がもらえる?

社会保険に加入すると、「健康保険証」が発行されます。以前はプラスチックのカード型が一般的でしたが、加入からすぐには届かないため、最初のうちは「健康保険資格証明書」というA4サイズの紙が渡される場合があります。

この資格証明書も、病院での診察や薬の処方時に使用できます。保険証が届くまでの「仮の保険証」としての役割を果たすものです。

実際に保険証が届くまでの流れ

  • 就職→会社が健康保険組合などに加入手続き
  • 資格取得証明書が発行される(A4の紙)
  • 1〜2週間程度で本物のカード型保険証が会社に届く
  • 会社から本人に手渡しされる

この間は、A4サイズの証明書を保険証代わりに使うことになります。

もし保険証が届く前に病院に行くことになったら?

保険証がまだ手元にない状態で病院に行かなければならない場合は、資格証明書を持参しましょう。それでも受け付けてくれない場合は、いったん全額を自己負担で支払い、後日保険証を提示して差額の返金を受けることも可能です。

領収書を必ず保管し、会社や健康保険組合に確認してから、再請求の手続きを行いましょう。

知っておきたい社会保険の基本構成

社会保険とは、健康保険の他にも厚生年金、介護保険(40歳以上)などがセットになった制度です。会社が保険料の半分を負担してくれるため、国民健康保険に比べて保険料は比較的割安に抑えられます。

保険証を持つことで、病院の窓口での自己負担は原則3割になり、さらに高額医療費制度なども利用できるようになります。

まとめ:最初は紙でも安心。保険証はしっかり届く

社会保険に加入すると、国民健康保険は基本的に終了しますが、自動で切り替わるとは限らないので、念のため市役所に確認するのが安心です。

また、A4の紙でも正式な証明書として使えるので、保険証が届くまではそれを大切に保管して使いましょう。会社の総務や人事担当者に相談すれば、いつ届くかや使い方も丁寧に教えてくれます。

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