ゆうちょ銀行を利用している方の中には「通帳を持っておらずキャッシュカードのみ」というケースも多く見られます。そんな中で、三菱UFJ銀行などの他行口座への高額な振込が可能かどうか不安に感じる方もいるでしょう。この記事では、ゆうちょのキャッシュカードのみで50万円をATMから振り込めるのか、注意点や代替手段について詳しく解説します。
キャッシュカードのみでの振込は可能?
ゆうちょ銀行のATMでは、キャッシュカードを利用した振込操作が可能です。通帳がなくても、キャッシュカードさえあればATMでの振込は原則可能です。
ただし、以下の2点に注意が必要です。
・ATMでの1日あたりの振込限度額
・振込先がゆうちょ以外の他行(他金融機関)である場合の制限
振込限度額と制限事項
ゆうちょ銀行では、ATMでの1日あたりの他行宛振込限度額が初期状態で「5万円」に設定されていることがあります。この場合、ATMで50万円を一括送金することはできません。
限度額は「ゆうちょダイレクト」または郵便局の窓口で変更申請することができます。限度額の上限は最高で1日あたり100万円です。
振込可能なATMの種類と手順
キャッシュカードで他行宛振込を行う際は、以下のようなゆうちょATMを利用してください。
- ゆうちょ銀行・郵便局内設置のATM
- 平日9:00〜18:00の時間帯が推奨(時間外は手数料加算の可能性)
振込手順は以下の通りです。
1. ATMにキャッシュカードを挿入
2.「ご送金」→「他金融機関への振込」
3. 受取銀行の選択(三菱UFJ銀行など)
4. 支店名・口座番号・振込金額の入力
5. 振込手数料確認後、内容を確定し実行
ゆうちょダイレクトを使えば便利に送金可能
ATMに行く時間がない方や限度額の制約がある方には、ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)の利用がおすすめです。
ゆうちょダイレクトでは、ログイン後にパスワード認証を行い、三菱UFJ銀行などの他行口座へ振込が可能です。こちらでも1日の送金限度額設定があり、必要に応じて変更可能です。
さらに、ATMよりも振込手数料が安くなることも多いため、高額送金を頻繁に行う方には利便性の高い手段です。
手数料にも要注意!
ゆうちょ銀行から他行へ送金する場合は、1回あたり220円〜の手数料が発生します。金額に関係なく発生するため、50万円でも1,000円でも同額の手数料が加算されるケースがほとんどです。
また、ATM時間帯や利用機種によっては、追加の時間外手数料が課される場合もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ:ATMからの50万円送金には事前準備が必要
ゆうちょ銀行のキャッシュカードのみでもATMで他行宛送金は可能ですが、初期設定では50万円の一括振込ができない場合が多く、事前に「振込限度額の引き上げ手続き」が必要です。
より柔軟に対応するなら、ゆうちょダイレクトの活用がおすすめ。手数料や限度額設定も比較的柔軟に管理できるため、まとまった金額の送金には非常に便利です。
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