定期預金の金利が0.125%から0.275%に上がったときに預け替えは得か?判断のポイントを徹底解説

貯金

最近、定期預金の金利がじわじわと上昇しています。特に「0.125%から0.275%」へと引き上げられたケースでは、預け替えを検討すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、金利差によってどのくらい利息に差が出るのか、手数料やペナルティとの兼ね合いなど、判断に必要な視点を解説します。

定期預金の金利上昇はどれだけお得になる?

例えば100万円を1年間預けた場合、金利0.125%では税引前利息は約1,250円、0.275%では約2,750円になります。

差額は約1,500円程度ですが、これが300万円なら年間約4,500円の違いになります。単純に比較すれば、預け替えた方が利息は確実に増えると言えます。

途中解約による金利のペナルティに注意

現在預けている定期預金を解約して預け替える場合、金融機関によっては「中途解約金利」が適用されることがあります。これは通常よりもかなり低く、0.01%以下になるケースもあります。

結果的に元の定期預金の金利よりも低くなることもあるため、中途解約時の金利条件を事前に必ず確認することが重要です。

預け替えによる利息増加額を試算する

預け替えによって得られる利息の差が、解約の手数料や金利ペナルティを上回るかどうかが判断の基準です。

例:100万円を残り9か月残して解約→中途解約金利が0.01%であれば得られる利息は約75円程度。預け替えて新たに0.275%で9か月間運用した場合、約2,063円(税引前)の利息が得られます。

預け替えをおすすめするケース

  • 現在の定期預金が解約してもペナルティのないタイプ
  • 満期までの期間が長く、乗り換え効果が高い場合
  • 新しい預け先がネット銀行などでさらに金利が高い(例:0.3%以上)

また、金利上昇局面では「短期定期(3か月~6か月)」を繰り返す戦略も有効です。

預け替えを見送る方がよいケース

  • 中途解約での金利が著しく低い(0.01%など)
  • 預け替えの手続きに手間や時間がかかる
  • 金額が少額で金利差による利息差がごくわずか

仮に元本50万円で金利差0.15%の差であっても、1年間で得られる利息差はたった750円程度。手間や条件によっては据え置いた方が合理的です。

実際の例:ネット銀行への預け替えで利息3倍に

地方銀行で0.125%の定期に預けていた方が、ネット銀行のキャンペーンで0.35%に切り替えたことで、1年間で3,500円の利息を得たという実例もあります。

キャンペーン金利やステップアップ定期など、商品選びで差は広がります。

まとめ

定期預金の金利が0.125%から0.275%に上昇した場合、預け替えによる利息差は確実にあります。ただし、中途解約時の条件や手数料、手続きの手間を考慮して、トータルでプラスになるかを判断する必要があります。

金額が大きい、残り期間が長い、解約ペナルティがないという条件が揃えば、預け替えは十分検討に値します。逆に少額や期間が短い場合は、満期後に次回の運用先を見直すのも賢い選択肢です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました