非常食は本当に必要?限られた予算でも備えるべき理由と賢い購入方法

貯金

災害大国・日本に住む私たちにとって、非常食の備蓄は「いつか」の話ではなく、明日起こるかもしれない現実への備えです。しかし、生活が苦しい中で「貯金を削ってまで非常食を買うべきか」と悩む方も少なくありません。本記事では、予算が限られていても非常食を備えるべき理由と、無理のない備蓄方法をご紹介します。

非常食の備蓄は“保険”と同じ

非常食は単なる食品ではなく、命を守る保険です。生命保険や火災保険に加入するのと同じ感覚で考えると、その重要性が見えてきます。

例えば、2024年1月の能登半島地震ではライフラインの復旧に時間がかかり、多くの人が食料不足に悩みました。備えがあれば不安は大きく軽減されます。

非常食は高くない!1日100円で備える方法

非常食といっても特別なものを高額で買う必要はありません。以下のように、日常に取り入れられる食品で賢く備えることができます。

  • 缶詰(カレー・焼き鳥・煮豆など):1缶100円前後
  • レトルトごはん・パスタ:1食100円程度
  • カップ麺・インスタントスープ:まとめ買いで1食80円ほど
  • 水(2Lペットボトル):1本100円以下

上記のような食品を1日1品ずつ買い足すだけでも、1カ月後にはしっかりとした備蓄が完成します。

ローリングストックで無駄を出さない

ローリングストックとは、普段食べる食品を備蓄として使いながら、食べた分を補充する方法です。期限切れのリスクを防ぎ、節約にもつながります。

例えば、日常的に使うカレーやパスタソースなどを1〜2個多めにストックしておくだけで、自然と非常時の備えになります。

備蓄の優先順位と最低限の目安

まず備えるべき非常食の目安は、最低3日分×人数分。内閣府もこのラインを推奨しています。

家族2人なら、1日3食×3日×2人=18食。缶詰やレトルト、乾麺、水などの組み合わせでカバーできます。最低でも以下のものを優先しましょう。

  • 主食:ごはん・パン・麺類
  • 主菜:肉・魚・豆系の缶詰
  • 水:1人あたり1日3Lが目安

支出を抑える買い方のコツ

非常食は安売りや100均、業務スーパーを活用することでかなりコストを抑えられます。また、自治体の配布や助成制度がある場合もあるので、定期的にチェックしておくとよいでしょう。

政府広報オンラインでは、防災備蓄に関する情報や予算感の例が公開されています。

まとめ:非常食は“未来の自分”への投資

貯金が少ないからこそ、非常食の備えは重要です。突然の災害で支出が増えたとき、食の確保ができていれば安心感は段違いです。無理なく続けられる「小さな備え」から始めましょう。

今日1品備えることが、未来の大きな安心になります。

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