突然のトラブルや家族の不在時にも困らないよう、家庭に関する情報をまとめておく「暮らしの一元管理ノート」が注目されています。本記事では、すでに管理されている情報に加え、さらに役立つ記録項目や活用法をわかりやすくご紹介します。
家の管理で押さえておきたい情報の基本項目
まず、すでに多くの方が整理されている基本項目を確認しておきましょう。
- 生命保険・医療保険の契約状況
- 銀行口座・クレジットカードの情報
- 証券会社・資産運用の内容(ポートフォリオ)
- 公共料金(電気・ガス・水道)の契約内容とお客様番号
- 家電製品の取扱説明書と保証書の一覧
- 毎日の家事ルーティン(掃除・ゴミ出し・買い物リストなど)
さらに役立つ!追加で記録しておきたい家庭の情報
上記に加えて、以下のような情報を記録しておくと、家族間での連携や急な事態にも安心です。
- 通院履歴・かかりつけ医の情報:急病や災害時にすぐに連絡できるよう、病院名・診察券番号・電話番号を記録。
- パスワード一覧:金融・通販・SNS・スマート家電などのログイン情報を一覧化(紙面保管やパスワード管理アプリとの併用推奨)。
- 住宅の設備・メンテナンス記録:エアコンや給湯器の点検時期、修理履歴など。
- 家族の予定表・年中行事の記録:学校行事、習い事、自治会など。
- 緊急連絡先一覧:親戚・近隣・保険会社・職場など。
災害・非常時に備えた情報も忘れずに
突然の災害時には情報の有無が明暗を分けます。以下の情報を加えると安心です。
- ハザードマップ(地域別災害情報)と避難場所
- 非常持ち出し品のリストと保管場所
- ペットの情報(ワクチン接種、預かり先など)
- ガス・水道の元栓・ブレーカーの位置
写真やQRコード、Googleマップのリンクを貼っておくとより実用的です。
紙?デジタル?記録方法はどうする?
紙ベース:非常時や家族への見せ渡しがしやすく、パスワードや重要事項の書き込みに安心感があります。ただし紛失や更新が手間。
デジタル管理:GoogleドキュメントやEvernoteなどで情報を随時更新可能。PDFでバックアップしておけば安心です。クラウド管理時はパスワードやアクセス権の設定を必ず行いましょう。
共有のポイント:家族にどう伝えるか
せっかくまとめても、見つけてもらえなければ意味がありません。次のような方法で家族に周知しておきましょう。
- 「〇〇ノート」「家のことまとめ」と明示し、目につく場所に保管
- 表紙に「ここを見れば全てが分かる!」と記載
- デジタルなら家族のLINEグループに共有URLを送付
- 定期的に更新して、アップデート内容も伝える
まとめ:暮らしの安心は「見える化」から始まる
家の情報をまとめておくことは、家族の負担を減らし、緊急時の備えにもなります。保険、金融、ライフライン、家事、健康、非常時対策など幅広い分野を網羅して、自分にも家族にもわかりやすくまとめておきましょう。
一冊の「暮らしの情報ノート」が、あなたと家族の安心を支える大きな力になります。
コメント