転職や家庭の事情による出費が重なり、気づけばカードローンの借入が5件・175万円に。月5万円の返済も厳しく、おまとめローンを申し込んだけどすべて否決…。そんなとき、どうすれば現状を改善できるのか?無理なく返済を続けるための具体的な方法を解説します。
なぜおまとめローンが否決されるのか?
借入件数が4〜5件を超えると、金融機関からは「多重債務者」とみなされ、審査が通りにくくなります。
また、おまとめローンは「借入総額」「返済能力」「転職直後の勤務年数」なども審査に影響します。転職から半年以内だと、信用が弱くなってしまう傾向があります。
通らない場合の選択肢① 債務整理を検討
現実的な方法として、債務整理(任意整理)があります。これは弁護士や司法書士を通じて、将来の利息カット+月々の返済額減額を交渉する方法です。
例えば175万円を5年(60回)で返済する場合、月々約29,000円の負担に抑えることも可能になります(※元本のみ・無利息とした例)。
通らない場合の選択肢② 特定調停を自分で行う
裁判所を通じて自力で債務整理できる制度が「特定調停」です。これは弁護士費用をかけずに、返済スケジュールの見直しを申立てることができます。
特定調停は手続きが煩雑ですが、費用を抑えたい方には現実的な選択肢の一つです。
返済に向けてできる準備・生活の見直し
収支の見直し・副業・節税などを含め、まずは月の収支をプラスに持っていく必要があります。
- 固定費(スマホ・保険・サブスク)の見直し
- 副業で月1〜2万円でも収入増
- 家族・配偶者との共有による協力体制の構築
また、「支払いが厳しい」と感じる前に早めに相談機関に連絡することが大切です。
相談できる窓口は?
日本クレジットカウンセリング協会などでは、無料で専門家に相談可能です。営利目的でない機関のため、安心して利用できます。
他にも法テラス(日本司法支援センター)では、無料で弁護士相談を受けられる制度があります。
まとめ:通らなくても手はある、諦めずに選択肢を探そう
おまとめローンが否決されても、それで終わりではありません。任意整理・特定調停・生活改善・収入補填など、多角的なアプローチで生活再建を図ることができます。
借金を抱えたことを悔やむよりも、「これからどう立て直すか」に集中し、早めに専門家に相談することで確実に前進できます。
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