自動車保険は年齢や運転歴によって大きく金額が異なります。特に18歳の初心者ドライバーは事故リスクが高いと見なされるため、保険料も高額になりがちです。ここでは、月額19,000円という保険料が高いのか、それとも相場として妥当なのかをわかりやすく解説します。
18歳・グリーン免許の保険料が高い理由
グリーン免許(初めての免許交付)では運転歴が短く、保険会社から見て「事故リスクが高い層」とされます。特に18歳〜20代前半は事故発生率が高く、統計的にも保険料がもっとも高く設定されています。
さらに、年齢条件(全年齢補償)や運転者限定(本人限定なし)などの条件が緩ければ緩いほど保険料は上がります。家族や友人も運転できるようにしている場合、その分リスクが高く評価されている可能性があります。
車両保険の有無が大きく影響
今回の保険内容には「車両保険あり」とのことですが、この特約の有無は保険料に大きな差を生みます。たとえば、10年落ちの軽自動車に車両保険をつけるだけでも月額数千円〜1万円以上の上乗せとなることがあります。
特に車両保険の「一般型」を選んでいる場合は、単独事故(壁にこすったなど)や当て逃げにも対応する分、保険料はさらに高くなります。
月額19,000円は相場と比較してどうか
実際に、18歳で任意保険+車両保険をつけた場合、年間で20万円〜30万円(月額換算で約17,000円〜25,000円)程度が目安となります。そのため、月額19,000円は比較的妥当な金額といえるでしょう。
ただし、契約内容によっても変動があるため、等級、補償範囲、免責金額などを見直すと保険料の節約につながる可能性もあります。
初心者でも保険料を抑える方法
- 運転者の範囲を限定:本人限定にすることでリスクを絞り保険料を下げる
- 運転する車を見直す:軽自動車やコンパクトカーの方が保険料が安くなる
- 使用目的を「日常・レジャー」に設定:通勤通学利用より保険料が安くなる場合がある
また、家族の保険に「年齢条件拡大特約」などを使って一時的に乗せてもらう選択肢もあります。
学生や若年層向けの保険の工夫
一部の保険会社では、若年層向けの専用プラン(例:SBIの「ヤングドライバー向けプラン」)を展開しています。これらを活用することで、多少でも費用を抑えた契約が可能です。
さらに、自賠責保険と任意保険の補償内容の重複がないかも確認し、無駄なオプションを減らすことも重要です。
まとめ:初心者の保険料は高いが工夫次第で見直し可能
18歳の初心者ドライバーが車両保険付きで月額19,000円の保険料というのは、決して高すぎるわけではありません。とはいえ、補償の見直しや運転条件の調整、保険会社の比較によってはさらに節約する余地があります。将来的には無事故で等級が上がることで保険料も徐々に下がっていきますので、今後に向けた計画的な見直しが大切です。
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