食費は家庭の支出の中でも大きな割合を占め、年齢や住む地域、ライフスタイルによって大きく異なります。特に50代の夫婦2人暮らしで「月13万円」という食費が高いのかどうか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では平均データや生活実態をもとに、食費の適正ラインや見直しポイントについて詳しく解説します。
50代夫婦2人の平均的な食費はいくら?
総務省の家計調査(2023年)によると、2人世帯の平均的な食費は約7〜8万円前後とされています。ただし、この金額には酒代や外食費も含まれており、純粋な自炊ベースでは6万円前後が相場です。
一方で、月13万円という食費は、全国平均よりもかなり高めです。ただし、東京郊外という地域的な要因や、食材へのこだわり・酒代の比率によっては十分に起こり得る金額でもあります。
食費が13万円になる主な要因
食費が高くなる要因にはさまざまな背景があります。以下のような点が考えられます。
- お酒代が多く含まれている(例:毎日ビール・ワインなど)
- オーガニック食品や国産にこだわっている
- スーパーではなくデパ地下など高単価な店舗を利用している
- 共働きで料理の時短を重視している(冷凍食品や惣菜中心)
たとえば、夫婦それぞれが毎晩缶ビール1本(200円)を飲むだけでも、1か月で1万2千円ほどになります。お酒を飲む習慣がある家庭では、知らず知らずのうちに食費が膨らむこともあります。
13万円は本当に多い?「高い」と感じるかは価値観次第
一概に「13万円は多い」と断言するのは難しく、それが家計に無理なく収まっているのであれば、生活の質として受け入れられる範囲です。健康的な食生活を維持している、ストレスなく満足度の高い食卓を楽しんでいるのであれば、無理に切り詰める必要はない場合もあります。
ただし、将来の貯蓄や他の支出とのバランスを見たうえで「見直したい」と考える場合には、以下の節約術が参考になります。
食費を見直す5つのポイント
- 1. 1週間単位の献立を組んでまとめ買いをする
- 2. スーパーの特売日・ポイント還元日を活用する
- 3. 外食代は食費から分けて管理する
- 4. 飲酒の頻度や種類を見直す(缶→紙パック、日本酒→焼酎など)
- 5. 冷凍保存をうまく活用して食品ロスを防ぐ
特に献立を事前に決めておくと、余計な買い物を減らすことができ、買い過ぎ・使い忘れによる無駄を防げます。
同じ悩みを持つ人の声も参考に
インターネットや家計管理アプリ上には、「食費13万は高い?」という疑問を持つ人の声が数多く見られます。一例として。
- 「共働きでほぼ外食や惣菜、月12万は普通かと」
- 「酒代が4万、オーガニックにこだわって月14万です」
- 「切り詰めても10万以上行くこともあり、年齢的に食への満足度も重視したい」
このように、同じ境遇の方の声からも、食費の考え方や感じ方が多様であることが分かります。
まとめ:13万円でも異常ではないが、見直しポイントはある
50代夫婦で月13万円の食費は全国平均より高めではあるものの、「異常」な支出ではありません。生活スタイルや健康意識、満足度によって適正額は異なるため、「自分たちにとって無理がないか」を判断基準にすることが重要です。
もし家計を圧迫していると感じるなら、買い物スタイルやお酒代などを見直すだけでも、大きな節約効果が期待できます。
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