若年層、特に10代で自動車保険の等級が低い状態では、維持費の多くを保険料が占めることもあります。アコードなど中型以上の車はその傾向が強く、維持が難しくなるのも当然です。そこで今回は、保険料を抑えたい若年層におすすめの車と選び方について解説します。
自動車保険の仕組みと若年層の負担の理由
自動車保険は「年齢」「等級」「車種」によって保険料が決まります。19歳の場合、年齢条件が最も不利な「全年齢補償」となり保険料は高額になりがちです。
また、等級は6等級からスタートし、無事故で1年ごとに1等級アップしますが、現在4等級ということは事故歴や名義変更などがあった可能性があります。この等級の低さも保険料を押し上げる要因です。
保険料を安く抑える車の選び方
- コンパクトカーを選ぶ：車両価格が安く、保険料のリスクが低い。
- 年式が比較的新しい軽自動車：衝突安全性能の向上と部品代の安さが保険料に反映されます。
- スポーツカーや改造車は避ける：若者の事故率が高く、保険料設定も割高。
- 盗難率の低い車：保険会社のリスク判断が甘くなり、保険料が下がる傾向。
19歳におすすめのコスパ最強車5選
保険料・燃費・購入価格の3点を重視したおすすめ車種はこちらです。
- ホンダ N-BOX：軽自動車の中で安全性能が高く、初心者にも扱いやすい。
- ダイハツ ミライース：安価で購入でき燃費も良い。車両価格が低く保険料も抑えられる。
- スズキ アルト：長年若者から支持されている軽自動車で、メンテナンス費も安価。
- トヨタ パッソ：小型コンパクトカーで普通車ならではの安全性能と走行性能。
- 日産 ノート：中古価格も安く、e-POWERモデルは低燃費とパワフルさを兼ね備える。
中古市場で探せば、いずれの車種も50～100万円で十分購入可能です。
車を買い替えるタイミングと保険の変更
車を乗り換える際は、「等級の引継ぎ」と「年齢条件の確認」が大切です。保険会社に連絡して、車両変更手続きと共に年齢条件や補償内容も見直しましょう。
また、親の名義で契約していた場合、名義変更の際に等級がリセットされることもあるため要注意です。
任意保険料の節約テクニック
- 走行距離を少なくする（年間5,000km以下など）
- ゴールド免許の家族を契約者にする（等級引継ぎ時）
- 一括見積サイトで保険料比較をする
- 不要な補償（弁護士特約や車両保険）を精査する
実際、軽自動車で「21歳以上補償」「6等級スタート」「車両保険なし」に設定すれば、年額5万〜8万円程度まで保険料が下がる例もあります。
まとめ：維持費の安さはクルマ選びで決まる
19歳で自動車保険の高さに悩むのは当然ですが、車の種類や保険内容の見直しで大きく負担を減らすことが可能です。保険料を抑えるなら軽自動車やコンパクトカー、そして安全装備の充実した中古車の検討が最適解です。
数年後には等級も上がり、保険料は自然と安くなります。それまで無事故で安全運転を心がけ、堅実にカーライフを楽しみましょう。
コメント