「平成3年発行の500円玉が自販機やセルフレジで使えなかった」という経験をした方はいませんか?それはあなたの硬貨が偽物だからではなく、旧500円硬貨の仕様に原因があるかもしれません。この記事では、旧500円硬貨がなぜ使えないのか、そしてどこで使えるのか、使えない場合の対応方法までを詳しく解説します。
平成3年の500円硬貨は「旧500円玉」
現在日本で流通している500円硬貨には大きく分けて3つのタイプがあります。
- 1982年(昭和57年)〜1999年(平成11年):ニッケル黄銅製の旧500円硬貨
- 2000年〜2020年:白銅製の500円硬貨(第2世代)
- 2021年〜:バイカラークラッド(3代目500円硬貨)
平成3年の500円硬貨は、初代のニッケル黄銅タイプに該当し、現在の券売機やセルフレジなどでは読み取り対象外となっている場合があります。
なぜ旧500円硬貨は機械で使えないのか?
旧500円硬貨は偽造防止技術が現在の硬貨に比べて劣っており、2000年以降に導入された自販機や券売機は、新しい仕様にのみ対応しています。特に新500ウォン(韓国通貨)との判別問題などを契機に、セキュリティ強化のため旧硬貨の読み取りを制限しているのです。
そのため、平成3年の硬貨が使用できないのは機械側の仕様によるものであり、決してその硬貨が偽物というわけではありません。
旧500円硬貨が使える場所
旧500円玉が使えないケースが増えている一方で、以下のような場所では今でも問題なく使用できます。
- 有人レジのあるスーパー・コンビニ
- 銀行窓口での支払い(通帳入金など)
- 郵便局の窓口での料金支払い
- 自動販売機の中でも旧硬貨対応の古い機種
ただし、セルフレジや最新の自販機では読み取りができないことが多いため、有人対応のレジを選ぶのが確実です。
旧500円硬貨を確実に使いたいなら「両替」も検討を
旧硬貨を現金としてスムーズに使いたい場合は、銀行窓口で新500円玉へ両替するのがおすすめです。多くの銀行では枚数制限はあるものの、無料または低額の手数料で交換してくれます。
また、ATMでは旧硬貨の預け入れは基本的に不可なので、必ず窓口での手続きが必要です。
間違えやすい「偽造硬貨」との違い
機械で使えないからといって「偽物かも?」と心配する人もいますが、正規の旧500円硬貨であれば安心です。偽造硬貨の特徴は以下の通りです。
- 重さや厚さが明らかに違う
- 刻印が雑・文字の縁がにじんでいる
- 磁石に異常に反応する
不安な場合は、銀行や郵便局で確認してもらうことができます。
まとめ:旧500円玉は使えるが、使い方に注意が必要
平成3年発行の旧500円硬貨は、現在も法定通貨として有効ですが、機械では読み取りに対応していないケースが増えています。セルフレジや自販機では使用できない場合が多いため、有人レジや銀行窓口を利用するのが賢明です。
安心して使いたい方は、銀行での両替も検討しましょう。正しい知識をもって、旧硬貨を有効活用してください。
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