あおぞら銀行での資金運用をどうする？開業予定者におすすめの預け方とは

将来の開業資金として貯めた500万円、開業時期まであと8〜9カ月と決まっているなら、ただ預けておくだけでなく、少しでも有利な運用方法を検討したいところです。今回は、あおぞら銀行を活用した短期資金運用について、選択肢と注意点をわかりやすく解説します。

あおぞら銀行BANK支店の魅力とは

あおぞら銀行のBANK支店は、特に普通預金の金利が高いことで知られています。2024年時点では年利0.2%程度の普通預金金利が設定されており、大手都市銀行の普通預金（0.001%前後）と比較すると格段に好条件です。

また、アプリからの管理がしやすく、ネット専業銀行並の利便性を持ち合わせている点も魅力です。まとまった資金をしばらく使わない予定であれば、より高い金利の定期預金も検討に値します。

資金を使うタイミングが決まっている場合、その期間に合った定期預金を選ぶのが基本です。あおぞら銀行では、半年（6カ月）もの定期預金であっても、0.25〜0.3%程度の金利が提供されていることがあります（※キャンペーンなどにより変動あり）。

例えば、500万円を年0.3%で6カ月間預けた場合、税引き前利息は約7,500円。大金ではないにせよ、何もせずに寝かせておくよりは明確にメリットがあると言えるでしょう。

定期預金は満期前の解約に制限があるため、いざという時に資金が取り出せないというリスクがあります。そのため、全額を定期にするのではなく、数十万円〜100万円程度は普通預金に残しておくと安心です。

また、定期預金に預けた場合の利息は確定している一方で、途中解約すると金利が大幅に下がるため、使う時期は慎重に見極めましょう。

資金を一括で定期預金にするのではなく、半分は定期、残りは普通預金というように分散させることで、利回りと柔軟性の両立が可能になります。

例えば、250万円を6カ月定期に、残り250万円を高金利普通預金に置くことで、利息を取りながらも急な支出に対応できる安心感を得ることができます。

楽天銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行なども高金利普通預金を提供しています。特定の条件を満たすことであおぞら銀行以上の金利が適用されることもあるため、比較してみるのもひとつの戦略です。

ただし、口座開設や連携設定、アプリ管理に手間がかかることもあるため、使い慣れた銀行での運用がストレスなく管理できるという点も考慮しましょう。

500万円という大きな資金を数カ月後に使う予定があるなら、普通預金＋定期預金の組み合わせが最も現実的な選択肢です。

あおぞら銀行のような高金利普通預金とキャンペーン定期預金をうまく使い分けることで、資金を安全にかつ有利に管理することが可能です。開業という大きな目標に向けて、今から賢く準備を進めましょう。