初めての海外旅行であるハワイ旅行。1週間の滞在で、Wise(旧TransferWise)のような海外決済に強いサービスを利用すべきかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では、Wiseの特徴とそのメリット・デメリットを整理しつつ、短期旅行者が本当に必要かどうかを判断するための視点を解説します。
Wiseとは?海外決済に強い注目のフィンテックサービス
Wiseは、海外送金や外貨両替に特化したサービスで、特に為替手数料が安い点が魅力です。デビットカードを発行することで、現地通貨での買い物やATM引き出しができるようになります。
通常のクレジットカードが海外で3%前後の為替手数料を取られるのに対し、Wiseは1%未満に抑えられるケースもあり、「数万円以上使うなら数千円の差が出る」と言っても過言ではありません。
Wiseを使うメリットとデメリット
メリット:
- 為替レートが実勢レートに近く透明性が高い
- 複数通貨での管理が可能
- ATMで現地通貨の引き出しも可能(一定回数無料)
デメリット:
- カード発行に手数料(約1200円〜)がかかる
- 事前の本人確認や口座開設などに時間がかかることもある
- 1回の海外旅行でしか使わないとコストパフォーマンスが低い
ハワイ1週間だけならWiseは必要?
Wiseの最大のメリットは「何度も海外旅行に行く人にとってのコスト削減」です。したがって、「今後あまり海外に行く予定がない」「1週間で使う額が10万円以下」という条件であれば、既存のクレジットカードで十分対応できます。
実際に、数千円の為替手数料の差よりも、カード発行や手続きの手間が上回ることも多いため、「割り切って手数料を払う」という判断も合理的です。
既存のクレカ利用時のポイント
Wiseを使わない代わりに、以下の点に注意しましょう。
- 海外旅行保険が付帯するクレジットカードを選ぶ
- 利用上限額や緊急時の対応(盗難・紛失)を確認しておく
- 現地ATMでのキャッシングよりは、カード決済をメインに使う方が安心
特にVISAやMasterCardなどの国際ブランドであれば、ほとんどの店舗で使えるので安心です。
Wiseを使うべき人の特徴
逆に、Wiseをおすすめしたいのは以下のようなケースです。
- 今後も海外に行く予定がある(年1回以上)
- ハワイで高額の買い物や現地払いの宿泊費を予定している
- 複数通貨での送金や受け取りを行う予定がある
こういったケースであれば、Wiseの導入は中長期的にコスパが良い選択となります。
まとめ
Wiseは非常に便利なサービスですが、すべての旅行者にとって必要というわけではありません。「今回限りの海外旅行」「使う額が限られている」という場合は、既存のクレカを使っても手数料の差は数千円程度にとどまり、利便性や安全面で問題はないでしょう。逆に今後も海外へ行く可能性があるなら、早めにWiseを作っておくのも賢明な選択です。
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